1.モザイク病
葉がモザイク状になり、萎縮(葉が縮れる)して黄色に変わります。
ウイルスが原因で、この病気に登録のある薬剤・農薬はありませんので、ウイルスを媒介するアブラムシを防除しましょう。
また、芽かきのときに、汁液でウイルスがうつる性質を持っているので、芽かきのときは怪しい株は後回しにし、また、作業は隣の株に汁液がつかないように、ハサミや爪で摘み取るのではなく、芽先でつまんで折り取るよう注意しましょう。
アブラムシ防除の薬剤は、周辺の草花も含めて散布するのが良いです。
2.疫病
茎や葉に黒褐色の斑点ができ、カビが発生しますので、発症したら殺菌剤を4〜5日おきに散布します。
3.青枯れ病
葉が緑色のまましおれ、やがて株が枯れます。
水はけの良い清潔な土に植えつけ予防し、被害株は株ごと引き抜いて、焼却処分します。
ほかの株への感染を避けるため、被害にあった株を切断したハサミは、熱湯などで十分に消毒し、発生した土地で使用した農器具や靴はよく洗浄しておきます。
一度発生した土は細菌が残るため、土壌消毒をします。
4.斑点細菌病
葉に黄色に緑取られた黒い斑点が発生し、発症したら殺菌剤を4〜5日おきに散布します。
5.萎凋病/半身萎凋病
葉が黄色に変わって萎縮し、上の葉っぱに伝染し、伝染したら治すのは困難なので、連作を避けて予防します。
6.灰色カビ病
葉や茎の切り口に灰色のカビが発症したら殺菌剤を4〜5日おきに散布します。
7.アブラムシ
新芽や新葉に群生し、植物の汁を吸い、病気を媒介します。
毎日よく観察し、発見したらすぐにこそぎ落とすようにして取り除きます。
8.オンシツコナジラミ
羽の生えたごく小さい虫が群生し、汁液を吸いますので、苗を購入する際に、発生していないかどうかを見て確認し、持ち込まないようにします。
9.ハモグリバエ
葉の中に幼虫が入り込み食害して白い線をつけますので、見つけたら葉の上から潰すか葉ごと取って処分しましょう。
10.おわりに
この記事では、トマトのよくある病害虫についてまとめました。
下記では、この他にもトマトの基本的な育て方や仕立て方についてまとめています。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。