トマトの連続摘心仕立て|効果
側枝を次々と伸ばしていく栽培方法で、1株当たりの収量を増やします。
支柱の使用法もシンプルで、主枝に果房が2段ついたらその先を摘心(主枝の先端を切る)してわき芽を1本伸ばします。
そのわき芽も果房が2つついたら同様に摘心し、またそこから出るわき芽を1本伸ばし、これをリレースタイルで繰り返します。
大玉、中玉向きで、葉数も着果数も多くなるので肥料は2〜3割増になります。
1回の施肥量を増やすのではなく、追肥の間隔を短くして調整しましょう。
○主枝1本仕立てより枝が長くなる分、実の数が多くなる
○わき芽を左右に曲げて仕立てるので、草丈が低く抑えられて管理がラク
○捻枝(捻って枝を曲げる)をすることで、養分が実に集中して甘くなる
トマトの連続摘心仕立て|方法
①主枝を摘心し、第2果房の下のわき芽を伸ばす
第2果房が着果したら、その上の葉2枚を残して主枝を摘心します。
第2果房のすぐ下のわき芽だけを残し、それ以外のわき芽をすべてかき取ります。
第1果房の下のわき芽は、勢いはあるものの、伸ばすと枝が地面について実が傷むことがあるので、第2果房直下のわき芽を伸ばし、枝を育てていきます。
②枝を摘心し、第1果房の下のわき芽を伸ばす
第2果房の下のわき芽が伸びて枝となり(側枝)、そこでも第2果房が着果したら、同じようにその着果した果房の上の葉を2枚残して摘心します。
第1果房のすぐ下のわき芽を残し、それ以外はすべてかき取ります。
第1果房の下の曲げやすく支柱に留めやすい部分の茎を指で潰し、折れないように注意しながら曲げ(捻枝)、支柱に結びつけます。
③これ以降のわき芽も同じように作業する
以後、新しく伸ばしたわき芽に果房が2段ついたらその先を摘心し、1番目の果房下のわき芽を伸ばして支柱に誘引することを繰り返します。
④最後は摘心・捻枝で止める
枝が支柱の先端まで届いたら、これまでと同様に摘心と捻枝を行い、その後は放任します。
以上で連続摘心仕立ては終了です。
おわりに
この記事では、トマトの連続摘心仕立てについて紹介しました。
トマトの仕立て方は様々なものがあるので、栽培環境やどのようなトマトを収穫したいかで変えていきましょう。
また、下記では他にもトマトの育て方についてまとめています。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。