仕立て方

【家庭菜園】トマトの呼び接ぎ仕立て|効果と方法【決定版】

トマトの呼び接ぎ仕立て|効果

丈夫で病気に強く、秋まきで長くとれるミニトマトに大玉を接ぎ木し、2株分の根で大玉を育てる、やや高度な栽培法で、収穫期間、収穫量とも、通常栽培よりアップします。

市販の苗を接ぐので、家庭でも手軽にできます。

りぐ

接ぎ木の作業は、風の弱い曇りの日に行うのがベストで、雑菌が入らないようカッターは清潔なものを使い、丁寧に作業しましょう。

トマトの呼び接ぎ仕立て効果

○大玉とミニの2株分の根で大玉を育てるので、丈夫で生育が早い。収穫量も多くなる。

○接ぎ木が失敗しても大玉の株は健在なので、通常通りに育てられる。

○定植適期の市販苗を接ぐので、繁雑な準備が不要で、少ない株数でも取り組みやすい。

トマトの呼び接ぎ仕立て|方法

栽培データ

畝(1条植え):畝幅60〜70cm、株間50cm

資材:支柱(長さ210〜240cm、合掌式)、ポリマルチ、誘引用のヒモ、カッター、ビニールシート、接ぎ木用テープ

①大玉とミニの苗を呼び接ぎする

接ぎやすいよう、大玉とミニトマトの苗をできるだけ密着させて植えつけます。

植えつけの7〜10日後、茎同士を近づけて、茎を折らずに無理なく接げる位置を確認します。

接ぐオススメの位置は、双葉の真上辺りで接ぐのが理想的です。

しかし、実際には難しいので、無理なく重ねられる範囲で、なるべく低い位置で接ぎます。

接ぎ合わせる位置の表皮をそれぞれ長さ3〜5cm、幅1cm、深さ3mmほど削りとります。

双方の削り取った面を合体させ、接ぎ木用テープを巻いて固定します。

接ぎ木後に雨が続くとうまく接下ないことがあるので、ビニールシートをトンネル状に掛けて養生すると良いです。

表皮のすぐ下にある形成層(根から養水分を吸い上げる道管と、葉などで作った糖分などを運ぶ師管の間にある)まで削ります。双方の茎の維管束が接するように、削った場所を接ぎ合わせます。表皮の下にある維管束を接ぐことで組織が癒着し、養分や水分が穂木に流れるようになります。

②ミニの茎を切る

接ぎ木から1〜2週間後、接いだ部分より上でミニの茎を切断します。

切断する株と位置を間違えないように注意しましょう。

③主枝1本に整枝する

トマトの摘心

株わきに支柱を立てます。支柱1本に仕立て、支柱の高さになったら摘心します。

④2〜3週間に追肥する

トマトの追肥

第1果房がピンポン玉大になったら追肥を開始し、以後2〜3週間おきに追肥します。

おわりに

この記事では、トマトのコンテナ栽培について紹介しました。

りぐ

トマトの仕立て方は様々なものがあるので、栽培環境やどのようなトマトを収穫したいかで変えていきましょう。

りぐ

また、下記では他にもトマトの育て方についてまとめています。

りぐ

下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。