ゴーヤは、暑さに強く草勢旺盛、病害虫の心配もほとんどないので、栽培は容易です。
最近はグリーンカーテンに適した植物として立体栽培が目立ちますが、地這いでも作ることができます。
ゴーヤはある程度密植にも強い作物なので、支柱を立ててネットを張る立体栽培をする場合は、株間は30cm程度で良いです。
地這いで育てる場合は、株間を十分とりましょう。
この記事では、そんなゴーヤ栽培の仕立て方についてまとめています。
ゴーヤの子づる2〜3本仕立て|概要
雌花は子づるに多くつくので、早めに親づるを摘心して子づるを2〜3本伸ばします。
子づるの本数は、栽培スペースに合わせて調節します。
ゴーヤは葉からの蒸散量が多く、水不足になると、すぐに葉がしおれてきますので、乾燥が続く時はたっぷりと水やりをしましょう。
定期的な追肥で草勢を維持すれば、涼しくなる10月まで収穫できます。
畝の中央に、1株ごとに「鞍つき」という円形の畝をつくっても良いです。
中央を少しくぼませると、少しの雨でも大きな灌水効果があります。
下記に、「鞍つき畝」についてまとめています。
ゴーヤの子づる2〜3本仕立て|効果
①親づるを6〜9節で摘心し、子づる2〜3本に整枝する
6〜9節で親づるを摘心し、子づるの伸びを促し、子づるが伸びてきたら、勢いの良いものを2〜3本選んで伸ばし、他はつけ根で切り取ります。
②つるを広げる
つるが伸びてきたら、均等に広げます。
つるは放任して良いですが、特に混み合った所は孫づるを摘んだり、枯れた下葉を切り取ったりして、風通しと日当たりをよくします。
熱によるつるや葉の傷みを防ぐため、ポリマルチの下にワラを敷いても良いです。
③人工受粉
生育前半の雌花は、雨天や低温などの悪条件下で咲くので、雌花が咲いた朝に人工受粉すると良いです。
気温の上昇とともに訪花昆虫が受粉してくれるようになるので、自然に実がつくようになります。
④追肥、水やり
収穫が始まったら、2〜3週間おきに追肥します。
根元から30cmほど離れた位置に支柱などで穴をあけて肥料を入れます。
乾燥すると果実の肥大が進まなくなるので、雨が少ない時は適宜水やりをします。
⑤収穫
開花から20日〜25日後、品種特有の大きさになったら収穫します。
とり遅れると果皮が黄色くなり、果肉が柔らかくなって食用に向かなくなります。
○親づるを6〜9節で摘心する
○子づるを2〜3本伸ばし、他は摘み取る
○株の下にポリマルチ、あるいはワラを敷いてツルを広げる
○品種特有の大きさで収穫する
おわりに
この記事では、ゴーヤの子づる2〜3本仕立てを紹介しました。
下記では、他にもゴーヤの育て方や生育不良などをまとめています。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。