1.ゴボウのよくある生育不良
発芽しない
ゴボウの種を発芽しやすくするために、2つ試してみてください。
ゴボウは発芽抑制物質が含まれているので発芽しにくいので、種まきの前日から水につけて水分を含ませておきましょう。
また、ゴボウは好光性質種子なので、光に当たることで発芽する性質がありますので、覆土はごく薄くしてたっぷりと水やりしましょう。
根がふたまたになる(また根)
直根類は収穫するまで様子がわからないので、種まきからまた根にしない工夫を行うことが大切です。
根がふたまたになる原因は2つ考えられます。
まず、土の耕し方が足りない場合で、その場合は直根類は深く丁寧に耕します。
種の真下に堆肥の塊や土くれ、石があるとふたまたになりやすいです。
間引きのときに残した株に触れて倒すのも、根を傷めるもとなので注意しましょう。
また、土中にセンチュウやネキリムシがいると、根をかじることがあります。
センチュウの被害はマリーゴールドを植えて軽減させることができます。
中がスカスカ(スが入る)
原因は、収穫の遅れです。根が育ちすぎて中に空洞ができ、スが入った状態になってしまったと考えられます。
ミニゴボウは種まきから70日〜90日、長いゴボウは150〜160日が収穫の適期で、適期を逃さず収穫しましょう。
2.おもな病害虫
うどんこ病
うどんこ病は葉や茎の表面にうどんこ(小麦粉)をまぶしたような白いカビが発生します。
株間をあけ、風邪通しをよくして予防し、乾燥させて株を弱らせないようにします。
アブラムシ
アブラムシは葉裏などに体調1cm程度の虫が群生して植物の汁を吸います。
ふんが出ている部分の近くにいる幼虫を見つけて処分します。
フキノメイガ
葉の芯に幼虫が侵入して食害します。
ふんが出ている部分の近くにいる幼虫を見つけて処分します。
コガネムシ
コガネムシは全体が白く、頭部が黄〜黒褐色の幼虫が根を食害します。
土は湿っているのに急にしおれてきたら、根元を掘って確認し、害虫がいたら処分しましょう。
ネキリムシ
ネキリムシは夜間、土からはい出て茎を食害します。
被害を見つけたら株元を掘って害虫を探し、捕殺しましょう。
おわりに
この記事では、ゴボウの生育不良と病害虫について紹介しました。
ゴボウの袋栽培やくある質問などについては下記にまとめてあります。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめていますので、コチラもあわせてご覧ください。