この記事では、「ゴボウ栽培」によくある質問をまとめました。
質問内容は以下の通りです。
1.葉ゴボウの作り方は?
2.上手に掘り取るためには?
3.良い苗と悪い苗の見分け方は?
4.収穫の時期は?
5.ゴボウの保存方法は?
6.簡単に育てる方法は?
基本的な育て方を下記にまとめています。
下記の内容と本記事の内容を合わせることでより理解が深まりますよ!
1.葉ゴボウの作り方は?
葉ゴボウは、9月下旬〜10月に種をまき、翌春の3〜5月に若い細い根と葉柄を楽しむことができます。
育て方はゴボウと同じですが、若どりするので、ゴボウほど深く耕さなくても、30cm程度で大丈夫です。
種は幅60cmの畝に1cm間隔ですじまきし、最終的に5〜6cm間隔に間引いて育てます。
ゴボウの種でも葉ゴボウを作ることはできますが、葉ゴボウ専用の品種が作りやすくてオススメですよ。
2.上手に堀り取るためには?
ゴボウは直根が深く伸びるので、畑づくりを上手にしておかないと、根がふたまた(また根)になったり、心土に食い込んだりして、掘りとるときに大変苦労します。
また、よい形の長い根のゴボウができなかったりします。
まず、堆肥は前作に十分に施し、まき溝には直接与えないようにしましょう。
種まきする前に、畑全面、またはまき溝を中心とした部分を、80〜100cmの深さに深耕します。
これができないような土のかたいところや、地下水の高いところはゴボウ作りは見合わせることにしましょう。
深耕は狭い畑ではスコップで行いますが、広い畑の生産現場では溝掘り機のトレンチャーを利用するのが能率良く、うまくできます。
深耕後、雨に合わせ、土が落ち着いてから種まきするように留意します。
3.よい苗とわるい苗の見分け方は?
ゴボウを育てていて順調に育っている苗は葉が上方に向かって垂直に伸びています。
そういった苗は根もまっすぐに伸びています。
順調に育っていない苗は、葉が広がり気味で育ちが遅いです。
そういった株は、根が奇形になっていることが多いです。
反対にあまりに勢いのよいものも根が太っていないことがあります。
4.収穫の時期は?
根が一人前に肥大するのは種まき後4〜5ヶ月からですが、2〜3ヶ月の頃から肥大状況をよく観察し、直径1cmぐらいに肥大した頃から「若ゴボウ」として逐次収穫し、はしりの味を賞味するのも良いでしょう。
本格的な収穫は、春まき秋〜冬どり栽培では9月に入ってから、秋まき夏どり栽培では5月末以降です。
根の肥大を確かめてから掘り取りにかかります。
秋〜冬どりでは、霜に当たったりすると地上部は枯れますが、根は大丈夫です。
春になって萌芽してくると品質を損ねますので、3月中旬ごろ(関東南部以西の場合)には収穫を全部終えるようにしましょう。
5.ゴボウの保存方法は?
ゴボウは極めて寒さに強いので、2月まで菜園で植えたままにしておくことが可能です。
少々の霜でも凍ることはなく、抜くと乾燥が始まるので、菜園に植えておいた方が鮮度を保てます。
掘り上げたものを土に埋めておくこともできます。
水洗いはしてはいけません。
洗ってしまうとすぐに乾燥してしまい、ゴボウ独特の風味が落ちるので、長期保存に向きません。
土つきのまま保存しましょう。
おわりに
この記事では、ゴボウの基本的な育て方について紹介しました。
ゴボウの袋栽培やゴボウ栽培のよくある質問などゴボウ栽培については下記にもありますので、ぜひコチラも参考にしてください。