自然農薬

自然農薬とは?効果と作り方【自然農薬一覧】

自然農薬という言葉がありますが、自然農薬とは一体どのようなものを指すのでしょうか?

りぐ

この記事では、自然農薬についてどのようなものか、効果と作り方についてまとめています。

自然農薬とは? 

トウガラシ

自然農薬とは、化学的な薬品に頼らずに自然の素材を利用して家庭菜園の野菜を害虫や病気から守るための農薬です。

自然の素材とは、酢、焼酎、天ぷら油、牛乳などの食品や、ドクダミ、トウガラシ、ニンニクなどといった植物です。

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これらは、台所に常備されているもの、畑にあるもの、野山を探せばすぐ見つかるもので、いずれも容易に手に入るものばかりです。

自然農薬の効果

自然農薬

身近な素材を上手に加工してできた自然農薬を使うと、次のような効果があります。

○野菜の生育を促す

○害虫を遠ざける、あるいは殺す

○病気を予防する

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ただし、自然農薬は市販されている農薬とは違って、使えば必ず効果があるというものではありません。

自然農薬は、素材に含まれるエキスを水で煮出したり、酢やアルコールに漬けて抽出したりして作ります。

抽出したエキスは有機物なので、時間が経つと分解されてやがて無毒化・無効化します。

また、自然農薬には即効性のないものが多いです。

例えば、回数を重ねて使用するとじわじわ効いてくるタイプの自然農薬の場合では、良いタイミングで効果が得られないこともあります。

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しかし、個々の自然農薬の特徴を知って使い方を覚えれば、効果を高めることができます。

自然農薬の作り方

自然農薬の作り方は大きく分けて3つあります。

①酢や焼酎に漬け込んでエキスを抽出

②素材を煮出してエキスを抽出

③混ぜるだけで作れるもの

①酢や焼酎に漬け込んでエキスを抽出

トウガラシの酢漬け

酢は、合成酢ではなく穀物酢果実酢を使います。

焼酎はアルコール度数が高い方が早く抽出できるので、できれば35度の焼酎を使いましょう。

おすすめは、安価な果実酒用の甲類焼酎です。

酢や焼酎に漬け込んでエキスを抽出する場合は、素材は細かく刻むようにしましょう。

そうすることで効率よくエキスを抽出できます。

刻んだ素材を密閉容器に入れて酢や焼酎を注ぎ、冷暗所に約2ヶ月置けば使えるようになります。

酢漬け・焼酎漬けの自然農薬は傷まないので、長期保存することができます。

出来上がった自然農薬は水で希釈して使います。焼酎漬けの場合は、濃いものを散布すると葉がダメージを受ける場合があるので注意します。十分に薄めて利用しましょう。

②素材を煮出してエキスを抽出

煮出し抽出

焼酎や酢に漬けて抽出する場合、使えるようになるまで2ヶ月以上かかります。

しかし、煮出し抽出なら短時間でできあがるのがメリットです。

水に溶けにくく、焼酎や酢での抽出が向いている素材もありますが、水で煮出す方法でも構いません。

煮出してエキスを抽出する場合も、素材は細かく刻むようにしましょう。

効率よくエキスを抽出することができます。

また、煮出すときのポイントとして、沸騰させないことが大切です。

グツグツ沸かすと有効成分が飛んでしまいますので、30分程度、弱火で静かに煮出します。

ドクダミ液のように、臭い成分を活かす場合は、煮出す時間を短くします。

煮汁が冷めたら、ペットボトルに入れ、冷暗所で保管します。

保存がきかないので1〜2ヶ月で使い切りましょう。

専用の鍋やヤカンを用意して、煮出し作業は屋外で行いましょう。

③混ぜるだけで作れるもの

インスタントコーヒーと石鹸(自然農薬)

タバスコ液インスタントコーヒー天ぷら油+石鹸など、素材を水と混ぜるだけで作れる自然農薬もあります。

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使いたい時にサッと作れるので便利ですよ。

天ぷら油と水のように、はじいて混ざらないものは、石鹸を溶かすとよく混ざり合います。

腐るものではありませんが、変質を避けるために冷暗所で保管し、早めに使い切りましょう。

そのほか、ヨモギ発酵液スギナ発酵液のように、素材に砂糖を加えて浸透圧でエキスを抽出する方法もあります。

ヨモギやスギナについた微生物が素材や砂糖を分解しながら増殖し、増殖することで様々な養分が含まれる自然農薬になります。

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また、ヨモギ発酵液やスギナ発酵液は長期保存が可能です。

自然農薬一覧

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下記に25種類の自然農薬について一覧にしてまとめました。

作り方や使い方を載せてあるので実際に自然農薬を作る際は下記を参考にしてください。

自然農薬を使う際の注意点

トウガラシの酢漬けをガーゼでこす

十分に希釈して使用する

自然の素材を使ったものだからといって、安全なものだとはいえません。

自然農薬を使うときは、基本的に、希釈倍率の目安を守るようにしましょう。

刺激の強いトウガラシや、毒性の強いアセビ液、また、抽出に焼酎を使っている自然農薬の場合、濃いものを使って散布すると、野菜本体や周囲に影響が出ることがあります。

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何度か散布して効果がないようなら、少しだけ濃度を上げて様子を見る、という使い方がオススメです。

基本は冷暗所で保管する

自然農薬には毒性のあるものもあります。安全のために、ボトルに名称と作成日を明記して、決まった場所に保管しておきましょう。

保管場所は、変質を避けるため、冷暗所がオススメです。

保存期間の目安は、煮出し抽出したものは早めに使い切ること、酢や焼酎で漬けたものは腐らないので長持ちです。

また、砂糖を使ったものの腐らないので、長期保存が可能です。

自然農薬を使うときや、畑で使う時には、自然農薬の種類によっては、ゴム手袋、マスク、ゴーグルを着用します。

特にペッパーソース液トウガラシの焼酎漬けアセビ液などの扱いには注意が必要です。

畑で散布する際にも、周囲を確認した上で、液が自分にかからないよう、風上側に立って作業しましょう。

さらに、毒性のないと思われる素材でも、人によってはアレルギーを起こすこともあるので、注意して利用しましょう。

おわりに

この記事では、自然農薬について、基本的な効果や使い方について紹介しました。

下記では、100種類以上の野菜の育て方についてまとめていますので、コチラもあわせて参考にしてください。