サツマイモの垂直・立体仕立て|概要
つるが旺盛に伸びるサツマイモを、立体栽培にして省スペースで作る仕立て方です。
大量のつるを誘引するので、支柱を頑丈に立てます。
サツマイモのつるは支柱に絡みつくことはできないので、ヒモで丁寧に誘引する必要がありますが、支柱の高さを超えたら反対側に垂らして放任します。
垂直植えなので、数は少なくなるものの、太いイモができます。
また、地這い栽培だとつるの中からイモの場所を探すのに苦労しますが、収穫時にイモがどこにあるのかすぐに分かります。
○つるを支柱に誘引するので、狭いスペースで作ることができる
○日当たりと風通しが良いので病害虫が少なくなり、イモの肥大が良好になる
○イモがどこにあるのかすぐにわかるので、収穫しやすい
サツマイモの垂直・立体仕立て|方法
畝(1条植え):畝幅:70cm、株間30〜40cm
資材:支柱(180cm)、ポリマルチ、誘引用のヒモ
①高畝を立てて植えつける
まず、高さ30cmの高畝をつくり、黒色のポリマルチを張るまでは基本の仕立ての通りです。
株間を30〜40cmあけて、切り苗を垂直植えにします。
②支柱を立ててつるを誘引する
つるが伸び始めたら、支柱を立てて誘引します。
つるや葉の重みがかかるので、横にも支柱を渡して交差する所でヒモでしっかり縛り、斜めにも筋交いを入れて頑丈に作ります。
サツマイモには巻きひげがなく、自ら絡みつくことができないので、ヒモをつるの節に掛け、8の字に交差させてから横支柱に誘引して絡ませます。
③生長に合わせて横支柱に吊り下げる
つるが伸びるに従い、中段・上段の横支柱に誘引し、つるしていきます。
つるから出るわき芽は横支柱に誘引して絡ませます。
④つるは摘心せずに伸ばし続ける
つるが支柱の高さを超えたら、反対側に垂らします。
⑤葉が黄色くなったら収穫
葉が黄色くなったら、イモを掘り出します。
イモが埋めっている所がすぐにわかるので、つる元を持って引っ張ります。
おわりに
この記事では、サツマイモの立体栽培について紹介しました。
下記にサツマイモ栽培について基本的な育て方や上手な植え方についてまとめています。
下記では、100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。