生育不良|病害虫

ゴーヤ(ニガウリ)のよくある生育不良|おもな病害虫|よくある質問

1.ゴーヤ(ニガウリ)のよくある生育不良

うまく発芽しない

ゴーヤの発芽

ゴーヤは発芽適温が25℃〜30℃と高温なので、4月中はポットまきにした方が良いです。

ポットまきは温度管理がしやすく、暖かいところに置けるので育苗にオススメです。

直まきをするのであれば暖かくなった5月ごろからおこないましょう。

りぐ

種を一昼夜水に浸してからまくと発芽しやすくなります。

他のウリ科の野菜と比べてゴーヤは発芽までに時間がかかり、10日ほどかかります。

created by Rinker
第一ビニール
¥236 (2022/05/14 07:42:22時点 Amazon調べ-詳細)

花は咲くが大きくならない

ゴーヤの花は咲くが実がつかない

雌花がつくのは夏至以降で、それ以前は雄花ばかりができて実がつきません。

その前にできるだけ株を大きくしておくことが、雌花の開花ラッシュに備えた対策です。

また、夏至以降であるならば、受粉がうまくおこなわれていない可能性があり、その場合は人工受粉をしてあげましょう。

晴れた日の午前中に、雄花を取り、雌花に花粉を擦りつけてあげると良いです。

オレンジ色になった

オレンジ色のゴーヤ

ゴーヤは熟すとオレンジ色になって果実が割れていきます。

そのため野菜のとしての利用には適さないので、オレンジ色になる前に収穫するように心がけましょう。

りぐ

ただし、種のまわりの赤いゼリー状の部分はほの甘く、東南アジアの一部ではおやつとして食べられるところもあります。

2.ゴーヤ(ニガウリ)のおもな病害虫

葉が縮れる(アブラムシ)

アブラムシ

縮れている葉があったら、葉の裏をめくってアブラムシが発生していないか確かめましょう。

発生している時は、アディオン乳剤などの農薬散布をして防除しましょう。

created by Rinker
Sumitomo Chemical
¥2,000 (2024/04/19 20:26:24時点 Amazon調べ-詳細)

3.ゴーヤ(ニガウリ)のよくある質問

摘心は必要ですか?

ゴーヤの整枝・摘心

ウリ科の野菜は、主枝に比べて側枝の方が、つるの根元に近い位置に実がつき始めるので、主枝を摘心して側枝を伸ばした方が、早く実がつくことになります。

10枚くらいで主枝を摘心して側枝を5〜6本伸ばすと、より早く収穫できます。

りぐ

グリーンカーテンとして栽培する場合は、摘心しないで主枝を伸ばします。

葉5〜6枚目くらいまでの下の方から伸びるわき芽は取り除いて、主枝がより伸びるようにします。

片付けのコツは?

ゴーヤの追肥

9月頃になると、実が小さく曲がったものが多くなり、栽培も終わりに近づいていきます。

先に根だけを抜いておき、枯れてから片付けると作業が楽になります。

その時、根を観察し、根コブの被害をチェックして翌年の参考にしましょう。

もし、翌年も同じ植えつけ場所であるなら、ネコブセンチュウ対策が必要です。

4.おわりに

りぐ

この記事では、ゴーヤのよくある生育不良や病害虫について紹介しました。

下記では、ゴーヤの育て方や仕立て方についてまとめています。

りぐ

下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。