1.トウガラシの酢漬け|効果
トウガラシの焼酎漬けと同様の作り方で、焼酎ではなく酢を用いて辛味成分を抽出する方法もあります。
軽くひとつかみのトウガラシを細かく刻んでペットボトルや密閉容器に入れ、約500mlの酢を注ぎます。
約2ヶ月で利用でき、水で約500倍に薄めて野菜にスプレーすると害虫退治・病気予防に役立ちます。
・トウガラシを酢に漬けて2ヶ月
・アブラムシをはじめ多くの害虫に
・病気予防効果も期待できる
2.トウガラシの酢漬け|作り方
【準備物】
トウガラシ‥‥ひとつかみ
酢(穀物酢や果実酢)‥‥500ml程度
①トウガラシを刻む
ハサミでトウガラシを刻んでおきます。
細かく刻むとトウガラシの辛味成分など(カプサイシンやサポニン)が抽出されやすくなります。
トウガラシは、タネごと利用します。
肌の弱い人は、手袋やマスクを着用しましょう。
②酢を注ぐ
密閉容器やペットボトルなどに刻んだトウガラシを入れ、酢を注ぎます。
酢は合成酢ではなく穀物酢や果実酢を利用します。
木酢液を利用するのもオススメで、害虫忌避、病気予防、生育促進効果がいっそう発揮されます。
③2ヶ月で完成
仕込んでから2ヶ月で利用できます。
ガーゼでトウガラシをこし取り、再び容器に戻し、冷暗所に保管します。
こさずにそのまま保管しても良く、その場合は使用する都度ガーゼでこします。
3.トウガラシの酢漬け|使い方
トウガラシの焼酎漬けと同様、原液のままではなく、必ず水で薄めて使用します。
希釈倍率の目安は約500倍で、1Lの水に対して2mlを加えて混ぜます。
2mlというのはペットボトルのキャップ3分の1程度ですので目安にしてください。
アブラムシやハダニが発生したら、野菜にたっぷりスプレーをして様子を見ます。
また、スプレーする際には、マスク、ゴーグル、ゴム手袋を使用すれば肌の弱い人でも安全に使用することができます。
スプレー容器に移す際は、必ずガーゼでトウガラシのタネやカスをこしましょう。こさないと、スプレー容器が詰まる原因となります。
おわりに
今回は、トウガラシの酢漬けの作り方と使い方について紹介しました。
下記には、他にも約20種類以上の自然農薬をまとめていますのでこちらも参考にしてください。