生育不良|病害虫

セロリのよくある生育不良|おもな病害虫

1.セロリのよくある生育不良

セロリのよくある生育不良と病害虫

真夏に苗がなくなる 

セロリは、育苗期や植えつけ時などの株が小さい時は25℃でもよく育ちますが、高温多湿期に入って株が大きくなると病気が発生しやすくなります。

セロリは、乾燥は生育不良を招き、多湿は病気を誘発する、水分管理が難しい野菜です。

真夏に苗が消えてしまうという生育不良は軟腐病の可能性があります。

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腐敗と悪臭が進み、やがて溶けてしまう細菌性の病気です。

主な対策は、第一に輪作をすることで、この菌に侵されないトウモロコシなどのようなイネ科の作物を輪作に加えます。

第二に、水はけ風通しをよくしておきましょう。

芯が立ち上がってこない

幼苗期の日照が不十分、肥料不足、水分不足などでしっかり育てられなかったことが原因と考えられます。

葉が白くならない

葉柄(茎)の白いものは、収穫前に株を覆って光をさえぎる軟白栽培をしています。

収穫の3週間くらい前に、株のまわりに厚紙や段ボール紙をまいて遮光すると葉柄が白く柔らかく仕上がります。

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軟白しないものは、ややかたいですが緑色が濃く、その分ビタミンが豊富です。

葉の緑色が薄い

有機質肥料の特徴はゆっくり効く緩効性で、化学肥料に比べて葉色が薄くなる傾向があります。

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元肥を十分施し、ボカシ肥で補いましょう。

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黒くなる、枯れる

生育盛りに入ると若い葉の緑が黒くなったり、心葉が黒くなって枯れることがあります。

これは、カルシウムが成長の盛んな葉に送られないで起こる欠乏症状で、セロリ栽培での大きな障害となります。

栽培に先立って畑には十分苦土石灰を施しておきましょう。

しかし、畑に十分あっても、きちんと吸収できないことがあり、これが欠乏症となって現れます。

こういった症状の際は、塩化カルシウム(試薬として市販のもの)の20倍液を、霧吹きで発生部位に散布してやるのが一番効果的です。

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とう立ちした

セロリの苗は寒さにあたるととう立ちすることがあります。

4〜5月に売られている苗は、寒さにあたって花芽ができ始めている(まだ目には見えない)ものがあります。

セロリは低温にあたると花芽のもとを作ってしまうので、それを畑に植えると気温が上がるにつれ、とう立ちしてしまいます。

もちろん個体差があるので、全ての苗がとう立ちするわけではありません。

セロリの苗を購入する場合、6〜7月に売られているものを選ぶと安心です。

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初夏に種をまいているので、寒さにあたった心配がありません。

2.セロリのおもな病害虫

モザイク病

葉がモザイク状になり、萎縮して黄色に変わりますので、ウイルスを媒介するアブラムシの発生を防ぎましょう。

斑点病

葉や茎に暗褐色または灰白色の斑点ができ、発病した葉はやがて枯れます。

葉や茎が茂りすぎないように整枝をして予防し、発生した株は抜き取って焼却処分をしましょう。

葉枯れ病

葉が先端から枯れ始め、やがてつけ根まで枯れていきますので、風通しが悪くならないように、株間をしっかり取りましょう。

アブラムシ

新芽や葉裏に群生して植物の汁を吸いますので、見つけたら、紙を広げた上で、筆などで払い落としましょう。

ハダニ

葉裏などに群生するごく小さな虫です、植物の汁を吸います。

時々葉の裏まで洗うようにして予防し、専用薬剤で駆除します。

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おわりに

この記事では、セロリのよくある生育不良と病害虫について紹介しました。

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下記では、セロリの基本的な育て方やセロリ栽培でよくある質問についてまとめています。

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下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。