育て方|栽培方法

【小さい?大きくならない?】玉ねぎの育て方/栽培方法【決定版】

1.玉ねぎについて

玉ねぎ栽培について

玉ねぎは、原産地は中央アジアと考えられ、4000年以上前から栽培されたと言われる長い歴史を持つ葉菜で、7〜10枚の葉の基部が肥大して玉状の形をつくります。

国内で栽培が始まったのは明治時代になってからです。

アメリカから導入された頃は、北海道で春まき栽培が主流でしたが、秋まきが開発されて、全国各地で栽培されるようになりました。

生鮮野菜と違って常温でも長く保存ができることも、日常的な野菜として普及した一因です。

玉ねぎを切ると涙が出てくるのは、硫化アリルが涙腺を刺激するためです。

2.玉ねぎの品種・苗選び

玉ねぎの品種

冷涼な気候を好みますが、寒さに強く、害虫にも比較的強いので育てやすい野菜です。

早生種から中生種、晩生種まで様々な品種があります。

家庭菜園では丈夫で収量が多く、貯蔵しやすい中生種がオススメです。

玉ねぎの品種

①ソニック(早生、栽培容易で8月まで貯蔵できる)

②ターボ(中生、耐病性に優れ、とう立ちや分球が少ない)

③O・K黄(トウ立ちしにくく、栽培しやすい中生種)

④天寿玉ねぎ(翌年2月まで貯蔵可能)

⑤湘南レッド(水分が豊富で辛みや刺激臭が少ない)

⑥猩猩(しょうじょう)赤(キレイな赤い外皮。生食用のレッドオニオン)

また、玉ねぎ栽培は種から育てることも勿論できますが、苗を購入することを強くオススメします。

玉ねぎ苗の基準

玉ねぎの苗は20cm〜25cm太さ7〜8mm(鉛筆の太さぐらい)の苗が良いです。

細すぎる苗は越冬時の凍害に弱く、太すぎる苗は収穫時のトウ立ち(ネギ坊主)が生じやすくなります。

根元の太さが1.5cm以上だと、冬の寒さに反応して花芽分化を起こしてトウ立ちします。太さ3mm程度の細いものだとトウ立ちはしないですが、霜柱で浮き上がって枯れることが多いです。

3.玉ねぎの栽培方法

土づくり

土づくり

植えつけの2週間前には、苦土石灰を散布して良く耕しておきます。

1週間前には完熟堆肥、化成肥料、ヨウリンを散布して良く耕します。

畝は幅60cm、高さ10cmですが、マルチを使用する場合はマルチのサイズに合わせて畝幅を調整してください。

土壌酸度の適正はpH6.5〜7.5です。

マルチを使わなくても栽培できます。しかし、マルチを使うことで、地温を上げて、単位面積当たりの収量を上げることができます。

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植えつけ

玉ねぎの植えつけ

生育適温は10℃〜15℃、25℃以上になると育ちが悪くなります。

その中でも平均気温10℃前後がベストです。

早生品種で11月中旬〜下旬、中生種で11月下旬〜12月上旬です。

植え付け溝に株間10cmで苗を並べ、根元が2〜3cm埋まるように覆土をします。

植えつけ後は、たっぷりと水をやりましょう。

植え付ける際は、少し斜めに植えましょう。しかし、倒しすぎたり、浅植えにならないようにしましょう。また、株間を広く取れば大玉に育ちますが、密植気味で育てやや小さめに育てると味は良く長持ちします。

管理

除草

玉ねぎの除草

玉ねぎは雑草に弱いです。苗が小さい頃は特に除草はこまめにおこないましょう。

寒さが和らいでくると、球の肥大が始まるので、肥大を妨げないようにしっかり除草しておきましょう。

追肥・土寄せ

玉ねぎの追肥・土寄せ

2月上旬と3月下旬に化成肥料を株元に追肥し、土寄せをおこないます。

マルチ栽培の場合は、土寄せは不要で、追肥は肥料の流出が少ないので3月だけ追肥しましょう。

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収穫

玉ねぎの収穫

玉が十分に肥大し始めると葉は役割を終えて根元から倒れてきます。

茎葉が倒れ始めたら、収穫適期の訪れです。

7割ほど倒れたら、天気の良い日に収穫しましょう。

収穫後は2〜3日ほど風に当てて良く乾かし、吊り球にして収納しましょう。

湿気や温度が高くなる場所では、発芽が始まったり腐ったりします。

腐った玉ねぎがあれば、すぐに取り出しましょう。

また、早生種は貯蔵性があまり良くないので収穫したら早めに食べましょう。

晩生種は貯蔵性が高いので冬まで保存することができます。

しかし、晩生種であっても貯蔵性を高めるためには、玉をあまり大きくしすぎないようにしましょう。

葉が倒れたらすぐ収穫するのが良いです。

収穫後の玉ねぎは保存する前に処理を施しましょう。処理の方法は、まず葉の部分を球から15センチほど残して切り取ります。 あとは球から生える根を完全に切り落とします。なぜ葉を残すのかというと萌芽葉を生えにくくするためです

4.トウ立ちについて

玉ねぎのとう立ち

一定の大きさに育った苗が、冬の間(10℃以下)に1〜2ヶ月当たると、その後春になって暖かくなったとき、花を咲かせようとします。

これが「トウ(花茎)立ち」です。

種を早くまくと、越冬までに苗が大きく育ってしまい、トウ立ちが起こりやすくなります。

また、窒素不足によってもトウ立ちは起こります。

花が咲くまで置いておくと玉は中身がスカスカになります。ネギ坊主が小さい段階であれば、芯ができてはいますが、まだ食べることができるので、見つけ次第引き抜いて収穫しましょう。

5.発生しやすい病害虫

病気

ベト病

玉ねぎの病気

ベト病の初期症状は、葉がぼんやりと黄色くなり、さらに進むと黄化が進み生育が遅れます。

ひどく発生すると大きな被害となります。早春から初夏にかけて発生しやすいです。

対策としては、風通しを良くし、水はけの良い場所で育てることです。

高畝にするのも良いでしょう。また、肥料の過不足に注意しましょう。連作を避けることで予防します。

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害虫

アブラムシ

アブラムシ

アブラムシ新芽や葉の裏に群生して、植物の汁を吸います。春に温度が上昇してくると発生しやすくります。

筆などで株から払い落としましょう。

アザミウマ

アザミウマは、葉を食害し、被害を受けた葉はかすれたようになります。

株まわりを除草し、銀白色のフィルムでマルチをしましょう。

タネバエ

幼虫が茎や根、発芽直前の種子の中に侵入し、食害します。

未完熟の堆肥を使うと発生するので必ず完熟堆肥を使うようにしましょう。

6.まとめ

玉ねぎの栽培について

①苗を選ぶときは大きさに気を付ける(20cm〜25cm、太さ7〜8mm)

②種まきの適期を守る、無理な早まきはしない、トウ立ちの原因となる

③春先に2回の追肥をおこなう。マルチを使ってる場合は3月に一回

④茎が倒れた頃が収穫適期

この記事では、玉ねぎの基本的な育て方について紹介しました。

下記では、他にも玉ねぎの混植やマルチが必要かなどをまとめていますので、コチラもあわせてご覧ください。

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家庭菜園の初心者の方向けに、野菜の栽培方法の基本から育て方のコツ、応用技まで紹介しています。