まず、「玉ねぎにマルチは必要!?」に関して先に回答しておきますね。マルチは「必要」ですよ。
(ただし、勿論本当に小さな畑、プランターに何個か植える程度ではマルチはなくても良い)
今日は玉ねぎのマルチに関して実践記録を交えながら徹底解説していきます。
選び方、色、大きさ、外す必要があるかなどなども併せて紹介していきますよー!!
それでは、どうぞ。
1.マルチは必要。その理由。
先ほども言いましたが、マルチは必要です。
玉ねぎは11月頃に苗を植えます。
収穫時期は早生、晩生などの品種にもよりますが、春以降に収穫するものがほとんどです。
ということはその間、ずっと植えっぱなしです。
ここで問題となってくるのが強敵である雑草です。
冬の間は雑草も勢いはあまり強くなく、ちょっとずつ伸びますが、春先になると一気に伸びます。
勿論、玉ねぎを植えていますし、草刈機を投入することもできません。
ほんのちょっと(2つとか3つとか)だけ植えているなら別に問題ないですが、畝をいくつも作り育てる場合は必ずマルチを使うようにしましょうね。
その他のマルチを使った方が良い理由としては、土壌の保水性を高めることができる点です。
特に、砂質の土壌であれば、すぐに土壌中の水分は流れ出してしまいます。
玉ねぎは、高い保水性を持つ土壌の方が大きくなります。
だから土の状態としては、砂質よりも粘土質の土壌の方が向いていますよ。
2.マルチの選び方〜どんなマルチが良いのか〜
マルチの選び方としては2つあって穴の空いていないマルチを買って自分で穴を開けるものともう一つは穴の空いているマルチを使うもの。
上の写真をご覧ください。
こんな専用のマルチも販売されています。
普通のマルチよりも少し割高にはなりますが、そんなに値段が変わるというわけでもありませんし、なんにせよ楽です。畝作りもこのマルチに合わせて作るイメージで良いのであまり考えずに畝作りもできます。
大規模に玉ねぎを栽培している農家さんはマルチの穴を開ける機械を使ったりしていますが、家庭菜園では、この「玉ねぎ用マルチ」を使うのがオススメです。
3.マルチの色、穴の大きさ、追肥について。
マルチの大きさは写真を参考にしてください。
穴の大きさは4.5cm、穴の間隔は15cm、畝幅95cmの5条植えが良いですね。
マルチの色は黒をオススメします。
黒が一番雑草の抑制効果があります。
市販されている「玉ねぎ用マルチ」も大半が黒色です。
追肥についても解説しますね。
ちなみに僕は追肥はしません。
その代わり、先ほどの写真にあったような肥料を使います。
「追肥の要らない玉ねぎ一発肥料」です。この肥料をマルチを張って玉ねぎを植えるときに同時に行います。
この「一発肥料」を使った時は、肥料がよく溶け出すようにしっかり水やりをしましょうね。
4.玉ねぎのマルチはがし〜外す必要はあるのか?〜
まず、玉ねぎのマルチを外す理由を考えましょう。
その理由は2つあります。
①暑くなってきた時期にマルチをしていると土壌が高温になりすぎる恐れがあるため。
②マルチを外してそのタイミングで追肥をおこなう。
この2つがマルチを外す代表的な理由ですね。
なので、実際の話をさせてもらうと、外すべきか否か、外す時期はいつか、などは土壌の状態やその土地の気候によって大きく変わります。
また、多岐に渡る玉ねぎの品種によっても変わってきます。
一概には言えませんが、寒い地域(雪がしっかり降るような地域)で、マルチを外す人は2月初旬〜3月にマルチを外して追肥をその時におこなう人が多いです。
ここから実際の話ですが、僕はマルチを外しません。
先ほど言わせてもらった2つの理由と雑草の抑制を天秤にかけたときにやっぱり雑草の方がしんどいです。
正直、マルチを外したからって上手にできるとは限りません。
大事なのは、その土壌と気候にあったことをすることです。
なので、基本はマルチを外さない。と思った方が良いでしょう。
5.まとめとおまけ
(僕はマルチなしで玉ねぎを育てた)
僕はマルチなしで育てたことがあります。
雑草がとてもしんどかったなぁ。それでも草刈り機を使って草を刈ったので間違って玉ねぎを刈ってしまうこともあったりして、大変でした。
でもちゃんとうまくたくさんの玉ねぎを収穫できましたよ。
色々と紹介しましたが、僕の玉ねぎを育てる鉄板は、
先ほど紹介した「玉ねぎ用のマルチ」と「追肥の要らない一発肥料」を使って育てることですね。
皆さんも一度使ってみてください。とても便利で良いです。
下記にて、玉ねぎの育て方をまとめていますので、こちらもあわせてご覧ください。