1.ゴーヤ(ニガウリ)のよくある生育不良
うまく発芽しない
ゴーヤは発芽適温が25℃〜30℃と高温なので、4月中はポットまきにした方が良いです。
ポットまきは温度管理がしやすく、暖かいところに置けるので育苗にオススメです。
直まきをするのであれば暖かくなった5月ごろからおこないましょう。
種を一昼夜水に浸してからまくと発芽しやすくなります。
花は咲くが大きくならない
雌花がつくのは夏至以降で、それ以前は雄花ばかりができて実がつきません。
その前にできるだけ株を大きくしておくことが、雌花の開花ラッシュに備えた対策です。
また、夏至以降であるならば、受粉がうまくおこなわれていない可能性があり、その場合は人工受粉をしてあげましょう。
晴れた日の午前中に、雄花を取り、雌花に花粉を擦りつけてあげると良いです。
オレンジ色になった
ゴーヤは熟すとオレンジ色になって果実が割れていきます。
そのため野菜のとしての利用には適さないので、オレンジ色になる前に収穫するように心がけましょう。
ただし、種のまわりの赤いゼリー状の部分はほの甘く、東南アジアの一部ではおやつとして食べられるところもあります。
2.ゴーヤ(ニガウリ)のおもな病害虫
葉が縮れる(アブラムシ)
縮れている葉があったら、葉の裏をめくってアブラムシが発生していないか確かめましょう。
発生している時は、アディオン乳剤などの農薬散布をして防除しましょう。
3.ゴーヤ(ニガウリ)のよくある質問
摘心は必要ですか?
ウリ科の野菜は、主枝に比べて側枝の方が、つるの根元に近い位置に実がつき始めるので、主枝を摘心して側枝を伸ばした方が、早く実がつくことになります。
10枚くらいで主枝を摘心して側枝を5〜6本伸ばすと、より早く収穫できます。
グリーンカーテンとして栽培する場合は、摘心しないで主枝を伸ばします。
葉5〜6枚目くらいまでの下の方から伸びるわき芽は取り除いて、主枝がより伸びるようにします。
片付けのコツは?
9月頃になると、実が小さく曲がったものが多くなり、栽培も終わりに近づいていきます。
先に根だけを抜いておき、枯れてから片付けると作業が楽になります。
その時、根を観察し、根コブの被害をチェックして翌年の参考にしましょう。
もし、翌年も同じ植えつけ場所であるなら、ネコブセンチュウ対策が必要です。
4.おわりに
この記事では、ゴーヤのよくある生育不良や病害虫について紹介しました。
下記では、ゴーヤの育て方や仕立て方についてまとめています。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。