テクニック

メキャベツ栽培のコツ|種まき時期、下葉かき、収穫方法など【保存版】

1.メキャベツの種まき適期は?

芽キャベツの植えつけ

キャベツに似て、冷涼な気候を好みますが、一番育ちやすいのは20℃内外の気温です。

一般の平坦地では、夏まきキャベツと同じか、やや早い6月中旬〜7月中旬頃に種まきし、キャベツに準じて苗を育て、夏から中秋にかけて、まず太い茎と葉をつけさせます。

収穫目標とする小さなメキャベツは、茎が50cm内外に伸びた頃、葉のつけ根から伸びたわき芽が結球するものです。

この小球が、かたく結球するためには、12℃〜13℃以下の気温になることが必要です。

6〜7月頃の適期に種まきされたものは、10月に入って適温のもとで盛んに結球し、10月中下旬から2月頃にかけて収穫できるようになります。

りぐ

あまり種まきが遅くなると、小球をつけるもとになると茎と葉が大きく育たないうちに結球してしまうので、大きい球の多くの収穫が望めなくなります。

暖地ではおそくまいても、おそくまで生育するので、よい成績を上げることができます。

反対に高冷地では夏こそ涼しいですが、冬の寒さでやられることが多いので、春まきして涼しい夏に盛んに成長させ、秋の多収を狙いましょう。

2.栽培管理のポイントは?

芽キャベツの苗

苗の作り方キャベツと同じく、箱まきして苗床へ12cm×12cmぐらいの株間に移植し、25日内外かけて、本葉7〜8枚の苗に仕上げます。

キャベツよりも、暑さや病気に弱い性質を持っているので、苗床で1〜2回適応薬剤を所定濃度・使用法で散布します。

梅雨明けになったら、苗床の上を寒冷紗で覆い、日中の暑さや雨に叩かれることから守ります。

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この寒冷紗は白色よりも黒色がよく、それも周囲の風が吹き流れるよう、高さ1.2m内外に水平張りをします。

植えつけ前には、畑の排水防乾対策を十分に行います。

雨後の浸水による立枯病の発生を防いだり、乾きすぎるようなら株元へ敷きワラをします。

茎に結球するので倒伏は禁物で、倒れないように支柱を立てて誘引します。

また、よい球ができるように、茎の部分への日当たりをよくするため、下方の本葉は適宜取り除きましょう。

施肥はキャベツに準じ、肥ぎれしないよう追肥を怠らないようにします。

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そのほか、苗のうちにはシンクイムシが発生しやすいし、その後もヨトウムシアオムシコナガなどの発生には特に留意して、薬剤による防除を怠らないようにすることが大切です。

3.下葉かきのタイミング

芽キャベツの下葉かき

メキャベツはわき芽が丸く結球する野菜なので、葉をつけたままにすると、わき芽の成長が妨げられて、形のよい球になりません。

2〜3回に分けてタイミングよく葉をかき取ることが大切です。

まず1回目はわき芽がつき始めた時で、株の下から1/3くらいの葉をかき取ります。

その2週間後に2回目の葉かきをして、下から1/2くらいまでの葉をかき取ります。

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生育が順調に進むと、光合成にかかわらない下葉は黄色く枯れてくるので、早めにかきとっても問題はありません。

むしろ、枯れ葉は病気や害虫の寄生源になり、根元に日を当てるためにも、下葉かきは重要な作業になります。

株がある程度まで成長すると草丈は止まり、10数枚の葉がヒマワリの花のように頂部を囲います。

最後まで残しておきたいのはこの頂部の葉で、この葉数で光合成は十分です。

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下葉を全てかいたら頭でっかちの姿になります。

4.上手な収穫の仕方は?

芽キャベツの収穫

メキャベツの小結球は、茎の各葉脈に群がるようにつき、そして、下の方から順次結球が完成していきますから、球径が2.5cmぐらいになり、手でつまんで、かたくなっていたらどんどん収穫します。

中には、早くから葉がよく抱合していないものもありますので、それらは小さくてもはずし、他の球の肥大を促すようにします。

収穫の間隔は、初期は6〜7日、盛りには3〜4日ごとになるのが通常ですが、家庭菜園では特にこだわらず、肥大したものを必要に応じてとるようにします。

メキャベツは寒さに強いので2月下旬まで収穫を続けることができます。

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3月になって株の頂部に花芽がつくと、わき芽の成長が止まるため、収穫も終了となります。

おわりに

りぐ

この記事では、芽キャベツの下葉かきなど栽培のコツを紹介しました。

メキャベツ栽培について、下記では基本の育て方についてまとめています。

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この記事では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。