1.メキャベツ栽培について
芽キャベツは「子持ち甘藍」と呼ばれるキャベツの仲間で、キャベツと同様に冷涼な気候を好み、栽培も子葉はや生育初期はキャベツと全く同じ姿をしています。
2.メキャベツの品種
上記のほか、メキャベツとケールをかけ合わせたプチヴェールが栄養価の高さから注目されています。
3.メキャベツの栽培方法
土づくり
日当たりがよく、保水性・排水性に優れ、さらに肥沃な畑が最適です。
植えつけの2週間前に苦土石灰を全面に散布し、1週間前に、保水性を高めるために、完熟堆肥を多めに施し、化成肥料もまいてよく混ぜます。
畝幅は80〜100cmぐらいで広めにつくります。
種植え・植えつけ
発芽温度は15〜25℃と少し低く、また結球温度は10℃前後のため(23℃以上になると結球しない)、寒冷地以外は秋まき(7月中旬〜8月中旬)です。
苗づくりはキャベツと同様で、発芽後、間引きを経て本葉が4〜5枚になったら8月上旬〜下旬に植えつけます。
草丈が高くなるので、根元まで十分に日光が当たるように、株間を50〜60cmとして1条植えにします。
キャベツと同様に、植え穴には殺虫剤(オルトランなど)を入れ、植え終わったら十分に水やりをします。
管理
除草・追肥・土寄せ
植えつけから1ヶ月後から大体3週間ごとに、除草をして化成肥料(8-8-8)50g/㎡を畝の肩にやり、土寄せをします。
生育旺盛で草丈が伸び、また生育期間もキャベツより長いので、追肥の回数と量もキャベツより多めになります。
支柱立て・下葉のかき取り
草丈が40cmくらいになったら、倒れやすいので支柱をします。
そして本葉が20枚くらいになると、わき芽が結球し始めますので、地際から10cmほど下葉をかき取り、結球してくるメキャベツに日光が当たるようにします。
結球は下から上へ進んでいくので、結球の邪魔にならないように下から順に葉は常に10枚以上残すようにしましょう。
収穫
植えつけから3ヶ月ほどで収穫期を迎えます。
下の方にある球のうち、締りの良いもの(直径2.5cm、重さ10gほど)から順にかき取ります。
4.メキャベツのよくある生育不良|おもな病害虫
特にかかりやすい病気はありませんが、キャベツと同じで、アオムシ、コナガ、ヨトウムシ、アブラムシなどが発生します。
5.まとめ
①種まき用土を使って健全な苗をつくる。
②夏まきは黒の寒冷紗の下で苗をつくる。
③アオムシの食害が多いので防除する。
④日照、保水・排水、肥沃さが必要。
⑤アブラナ科作物の跡地は1〜2年あけてから。
この記事では、芽キャベツの基本的な栽培方法について紹介しました。
芽キャベツ栽培のコツは下記にまとめています。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。