育て方|栽培方法

アシタバの育て方・栽培方法|日当たり・種まきなど【保存版】

1.アシタバの栽培について

アシタバ栽培について

アシタバは生育が旺盛で、葉を摘んだ翌日には同じところに新しい葉が生えていたことから、「明日葉【アシタバ】」と名づけられたと言われています。

栽培は日当たりがよく乾燥しやすい場所より、半日陰で適度な湿度がある場所のほうがよく育ちます。

冬に地上部が枯れますが春には新芽が伸び、鉢植えなどでは、真冬でも5℃以上を保てば地上部も枯れずに越冬できます。

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開花すると株が枯れますが、それまで3〜4年は繰り返し収穫できます。

2.アシタバの品種

アシタバの品種

特に品種として登録されているものはありません。

アシタバ (明日葉) (337)
(有)インターフェース

3.アシタバの育て方

土づくり

土づくり2

日があたりすぎると乾燥して葉が硬くなり、品質が低下するので、一日中日が当たるところより、午後から夕方になると日陰になるような場所が適しています。

まず、植えつけの2週間前に苦土石灰を、次に、1週間前に完熟堆肥有機配合肥料を施し、クワなどでよく混ぜながら耕します。

畝幅70cm、高さ5〜10cmの畝を立てましょう。

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土壌の適正酸度pH5.6〜6.2です。

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種植え・植えつけ

アシタバの植えつけ

種から育てる場合、発芽適温は15℃〜20℃なので4月中旬〜5月下旬が適期です。

しかし、発芽まで30日前後かかり、植えつけまでの管理が難しいので、市販の苗を購入した方が安全です。

植えつけの場合は、6月中旬〜7月下旬にかけて、本葉5枚くらいの苗を株間40cmで1条植えします。

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移植ごてなどで植え穴を掘り、根を崩さないようにポットから苗を取り出して植えつけ、株元を軽く手で押さえて、たっぷり水を与えましょう。

管理

アシタバの追肥・土寄せ

追肥・土寄せ

植えつけから1ヶ月ほど経ったら、化成肥料(8-8-8)30g/㎡を株間にまき、土寄せをします。

栽培期間が長いので、収穫開始から2週間に1回、株元に化成肥料(8-8-8)30g/㎡を与えて、表土とよく混ぜて軽く土寄せします。

お礼肥え

地上部が枯れてきたころ、次の収穫期への栄養補給として堆肥3kg/㎡を畝全体に施します。

お礼肥:「美味しい実や、美しい花を有難う」という感謝の肥料で、開花後や収穫後に施す追肥の一種。 主に花木や果樹、球根植物に施して、株の回復をはかるもの。

収穫

アシタバの収穫

株が大きくなってから、展開したばかりの光沢のある若い葉を、ハサミなどを使って株元から切り取って収穫します。

成葉になると硬くなり食用に向かなくなるので、早めに収穫し、成葉は株を育てるために4〜5枚残します。

4.アシタバのよくある生育不良|おもな病害虫

病気は、まれに葉枯れ病が発生します。

害虫はウドノメイガの小さい幼虫は葉裏で葉肉のみを食害しますが、大きくなると葉をつづり合わせその中で食害します。

またヨトウムシキアゲハの幼虫も新葉や成葉を食害しますので見つけ次第捕殺しましょう。

そのほか、アブラムシは新芽につき葉を萎縮させます。

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5.まとめ

アシタバの育て方まとめ

①発芽までの管理が大変なので市販苗を用意する。

②乾燥しやすいので過度の日当たりを避ける。

③永年性で大きく株が育つので株間は広く取る。

④直根性のため病害予防として水はけが重要。

⑤開花すると枯れるので花茎は早めに切り取る。

下記ではアシタバをより上手に育てるためのコツをまとめています。

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下記では、100種類以上の野菜の育て方・栽培方法をまとめています。