育て方|栽培方法

【大きくならない?】コールラビの育て方|栽培方法

1.コールラビについて

コールラビ栽培について

コールラビは、「カブ甘藍(かんらん)」とも呼ばれるキャベツの仲間です。

ヨーロッパ原産の原始ケールから、茎が太くなるようにフランスで改良されて、現在のコールラビになりました。

キャベツの仲間の中では、最も生育が早いので、ヨーロッパでは、畑の間作などによく利用されています。

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また、飼料用品種に改良され、1個で数kgに肥大するものもあります。

2.コールラビの品種

コールラビの品種

食用となる茎が緑色のもの(白緑色)紫色(赤紫色種)などがありますが、どちらも皮をむくと中は白く、皮の色以外に違いはありません。

ただし、品種には極早生から極晩生まであるのでよくタネ袋をみて購入しましょう。

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コールラビは店頭に並ぶことが少なく、一般化が遅れている野菜なので家庭菜園向きの野菜と言えます。

コールラビの品種

グランドデューク(白緑色種、早生)

②ホワイトゴリアート(白緑色種、晩生)

③パープルバード(赤紫色種)

3.コールラビの栽培方法

土づくり

土づくり

肥料はキャベツほど多く必要ないですが、排水と保水を良くするために最低限の堆肥は必要です。

植えつけ前の2週間前に苦土石灰、1週間前に完熟堆肥化成肥料を全面に施しましょう。

連作障害が出やすいので、前年にアブラナ科の野菜を栽培をした区画では1〜2年空けた方が良いです。

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適正な土壌酸度はpH6.0〜7.0です。

種まき・植えつけ

コールラビの種まき・植えつけ

春まきは3月下旬〜5月上旬秋まきは7月中旬〜8月下旬です。

種まき後は、夏場は乾燥が特に激しいので、朝夕の水やりを忘れずにおこないましょう。

本葉が出たら、水やりは朝夕どちらか1回にして弱くない締まった苗にしましょう。

 

本葉が3〜4枚ほどになったら植えつけます。

畝幅60cm〜70cm、高さ10cm、株間は25cmほどの2条植え、条間は20cm〜25cmにしましょう。

キャベツよりも寒さ、暑さに多少強いですが、発芽・生育ともに15℃〜25℃の冷涼な気候を好みます。

ただし、種まきから収穫まで、どの時期でも13℃以下になると花芽分化が生じます。

また、密植しすぎると球茎が肥大しないので最低でも15cmは株間を空けるようにしましょう。

管理

1回目の追肥・土寄せ

コールラビの1回目の追肥・土寄せ

植えつけから2週間経ったら、株間に化成肥料を少し与え、軽く土寄せしましょう。

2回目の追肥・土寄せ

コールラビの2回目の追肥・土寄せ

さらに2週間後、2回目の追肥土寄せをおこないましょう。

整枝

コールラビの整枝

休憩が膨らむ頃になると下の方の球から出ている葉は特に必要としませんので、葉柄を2〜3cmだけ残して切り落とし、葉が込み合わないようにして、球茎の肥大を促します。

ただし、上の方の葉5〜6枚は必ず残すようにしましょう。

収穫(植えつけから約1ヶ月後)

コールラビの収穫

球茎が直径6〜7cmになったら収穫しましょう。

球茎の上に伸びている葉と茎を取り除き、球茎を傾けて、ハサミで地際から切り取ります。

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白緑色種は外皮が灰緑色になってきたら、赤紫色種は紫が色あせてきたら取り遅れです。

大きく育てすぎると、割れてくるだけでなく、皮の繊維が硬くなって食味が悪くなるので、収穫時期を逃さないようにしましょう。

4.発生しやすい病害虫

アブラナ科につくアオムシ

病気

根コブ病

根コブ病は、アブラナ科の連作障害として発生します。

アブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリー)などの跡に栽培するのは避けましょう。

病気が発生すると対処は困難なので、ネビジン粉剤を土に混ぜ込んでから、種をまいたり植えつけたりします。

害虫

アブラナ科の野菜共通の害虫

アブラナ科の野菜共通の害虫(アオムシコナガアブラムシ)などが発生します。

見つけ次第捕殺するか、防虫ネットの活用、コンパニオンプランツで防除しましょう。

5.まとめ

コールラビの育て方

①生育初期(夏場)は特に乾燥に注意

②球茎6〜7cmの頃におこなう

③アブラナ科(キャベツ、ブロッコリー)などに共通の害虫に注意

④アブラナ科の連作にも注意する

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この記事では、コールラビの育て方・栽培方法について紹介しました。

下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法をまとめています。