ケールは結球しないキャベツの仲間で、ビタミン、ミネラルなどの含有量が多く、健康ジュースに最適の野菜です。
柔らかくて食べやすいサラダ向きの品種もオススメです。
この記事では、そんなケールの育て方・栽培方法についてまとめています。
ケールについて
ケールは、キャベツの仲間としてはとても育てやすく、性質は強健で耐暑、耐寒性もあり、土壌的適応性の幅も広いのが特徴です。
夏の種まき、育苗は、強い日差しを避けるために遮光ネットなどで覆いましょう。
夏まき栽培:種まき7月、植えつけ8月、収穫10月下旬〜12月下旬
秋まき栽培:種植え9月、植えつけ10月、収穫3月下旬〜7月上旬
ケールは土の乾燥が激しいので、朝夕2回水やりします。
栽培期間が比較的長いので、元肥に良質の堆肥をたっぷり施しておきましょう。
また、ケールはアブラナ科でアオムシなどの害虫の被害が多いので、植えつけ直後から防虫ネットで覆います。
草勢、葉色に応じて随時追肥し、肥料の効果を切らさないで良質の葉を収穫できるようにします。
ケールは葉の色や形、草姿など、様々なものがあり、近年は、葉が柔らかく生食できる品種が人気です。
カリーノケールヴェルデ(トキタ種苗):苦味がなく、生色できる。葉の欠刻が強く、立体感がある。
カリーノケールロッソ(トキタ種苗):葉の形状と味わいはヴェルデと同じ。寒くなると発色は鮮やかになる。
サンバカーニバル(増田採種場):葉がやわらかでうまみがあり、サラダや炒め物などで手軽に食べられる。
ケールッコラ(日光種苗):ケールとルッコラをかけ合わせた野菜。ピリ辛でゴマのような風味がある。
苗づくり・畑の準備・植えつけ
少ない本数なら、育苗箱にまくのが便利で、条まきで、条間7〜8cmほどあけて種をまきます。
発芽ぞろいの頃から、2〜3回にわたって、葉が重なり合わないように間引きましょう。
本葉1枚の頃に3号ポリ鉢に移植し、本葉4〜5枚の苗に仕上がれば植えつけ適期です。
畑の準備は植えつけの2週間くらい前におこない、溝の長さ1m当たり堆肥7〜8握りを施します。
よい葉を次々とたくさんとるためには、肥料の効果の持続が欠かせませんので、追肥には、良質な堆肥を十分に施しておきましょう。
苗と畑の準備ができたら、いよいよ植えつけです。
株間40cmで植えつけていきましょう。植え終わったら、株のまわりにたっぷりと水やりします。
追肥・管理・収穫
植えつけの1ヶ月後から、生育をみながら20日に1回のペースで畝の長さ1m当たり油かす大さじ5杯、化成肥料大さじ3杯程度追肥しましょう。
収穫は盛んに生長するようになったら、下の方の葉から随時かきとって利用しましょう。
おわりに
ケールは、栄養豊富で、ジューサーにかけて、単独あるいは、リンゴ、ミカン、トマト、ニンジンとともにジュースにするのがオススメです。
サラダ用の品種は葉が柔らかいので、そのまま刻んでサラダなどに入れるのも良いですね。
色んなことに使えるケール、ぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。
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