1.品質のよい果実を得るには?
日当たりがよく、排水のよい畑を好みますので、排水溝を設けたり、高畝にしたり、排水対策を十分にしてください。
吸肥力は案外旺盛なので、過繁茂にしないため、多肥にせず、広めの株間をとって栽培しましょう。
八月半ばまでに着果させないと秋までに完熟しないので、それまでの管理を手抜かりなく行うことが大切です。
2.葉トウガラシをつくるには?
葉トウガラシはピーマンよりも立性で、草丈が高いものが多いので、株間はピーマンよりも狭く、35cmぐらいに密植します。
根は細根が多く、多湿に弱いので、排水の良い畑を選び、低地では高畝にします。
堆肥を十分に施し、肥ぎれさせないように管理して、大きめの葉が得られるように栽培します。
3.トウガラシはいつ収穫する?
トウガラシはいくつか収穫期があり、初夏に未熟果を収穫したものが青トウガラシです。
さわやかな辛みがあり、刻んでサラダや炒め物に使い、柚子胡椒の材料にもなります。
8月以降になると、実は熟して赤くなり、これが赤トウガラシです。
一株の中で熟期に差があるので、赤くなった実を一つずつ摘み取るか、全体の8割程度が色づいたころに株ごと抜き取るのが良いでしょう。
とり遅れるとしなびてくるので注意し、すぐに使わない時は、風通しのよいところで乾燥します。
葉トウガラシも楽しむことができます。
葉トウガラシに向いた品種もありますが、普通のトウガラシを使うこともできます。
若くて柔らかい葉の先10〜15cmを摘み取ります。
ただし、実の収穫が続いているときに葉を摘むと実のつきに影響するので、実の収穫がピークを過ぎたころにとるとよいでしょう。
実ほどではないもののピリッとした辛みがあり、炒め物や佃煮にすると美味しく食べられます。
おわりに
この記事では、トウガラシ栽培のよくある質問について紹介しました。
下記では、トウガラシの基本的な育て方やよくある生育不良についてまとめました。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。