1.ドクダミ液スプレー|効果
ドクダミは日陰のジメジメした場所に生える草で、庭や野山でよく見かけます。
サツマイモに似た葉を持ち、6〜7月に白い花が咲きます。
ドクダミには独特の臭気があり、この臭いで害虫を遠ざけることができます。
ドクダミの花が咲く頃に葉を摘んできて、葉が新鮮なうちに細かく刻んで、ヒタヒタの水で5分ほど煮出します。
ポイントはグラグラ煮立てないことです。
自然に冷ましたら、ガーゼで葉をこせばできあがりです。
約500倍に水で薄めて野菜にスプレーして使用しますが、展着剤として純石けんを少量混ぜておくと、水をはじきやすい葉にもよくくっつくので、効果が持続します。
その場合は展着剤としての石鹸は不要です。
また、ドクダミの葉は、ネキリムシやコオロギなどの害虫忌避にも役立ちます。
ドクダミの生の葉を周囲に敷いておくと、ドクダミの臭いを嫌って虫が近づきません。
ただし、敷いた葉が枯れて臭気が薄れると効果がなくなるので注意しましょう。
・葉を刻んで煎じてつくる
・独特な臭気が害虫を忌避する
・葉のマルチ利用でネキリムシ対策
2.ドクダミ液スプレー|作り方
【準備物】
○ドクダミの葉‥‥ひとつかみ(20〜30枚)
○水‥‥1ℓ
①葉を細かく刻む
採ってきたドクダミの葉を細かく刻んで、エキスを煮出し抽出しやすくします。
手に臭いがつくので、ゴム手袋着用がオススメです。
②沸騰させず5分煮る
鍋(またはヤカン)に刻んでドクダミの葉と水1ℓを入れて火にかけます。
グラグラ煮立たせないように、弱火で静かに5分間煮出します。
③冷ましてこす
5分煮たら火を止めて、そのまま自然に冷まします。
ガーゼで煮出しをこして、葉のカスを取り除きます。
残った葉をガーゼで包んで煮汁をしぼり取ります。
④ペットボトルで保管
できあがったドクダミ液をペットボトルに移し、保管します。
⑤純石けんを加える
ドクダミ液は水で約500倍に薄めて野菜にスプレーしますが、その際に、少量の純石けんを溶かしておくのもオススメです。
葉によくくっつくようになります。1ℓの水に5gが目安です。
3.ドクダミ液スプレー|使い方
水(または薄めの石けん水)で約500倍に希釈して使います。水1ℓに対してドクダミ液2mlが目安です。
ちなみにペットボトルのキャップすり切り一杯が7mlなので参考にしてください!
2〜3日に1回のペースで野菜にスプレーすると忌避効果が続きます。
おわりに
今回は、ドクダミ液の作り方や使い方について紹介しました。
下記には、他にも20種類以上の自然農薬をまとめていますのでこちらも参考にしてください。