1.モロヘイヤのよくある生育不良
大きくならない(伸びない)、花がついた
モロヘイヤは初期生育が非常に遅いのが特徴で、タネから育てると収穫までにとても時間がかかります。
定植期の本葉5〜6枚の苗に育つまでに40〜50日ほどかかります。
大きくならないのは早くまきすぎ、低温・短日条件で育苗されたために小苗のうちに花芽分化を起こしてしまったことが要因です。
外でモロヘイヤを育てるのであれば、暖かくなってから種まきする方が良いです。
早出しを狙うには、地温23℃〜25℃、気温15℃以上の加温条件で育苗し、日長が16時間以上になるよう電灯照明をおこなうと、花芽分化を起こさないで成長させることができ、よい芽先をたくさん収穫することができます。
葉が茂る(大きくなりすぎる)
熱帯原産のモロヘイヤは、気温が上がる真夏になるとぐんぐん成長し、放任すると、3m以上にもなり、こうなると管理が難しくなります。
草丈が30〜40cmくらいになったら収穫を開始して、成長しても腰の高さ程度に抑えるようにしましょう。
大きく育ちすぎると、葉がかたくて筋っぽくなり、食べてもおいしくありません。
収穫は、葉先の部分を手で摘み取るようにします。手でぽきんと折れるところは茎まで柔らかく、おいしく食べられます。
わき芽が伸びるので、摘み取りながら整枝していきましょう。
2.モロヘイヤのおもな病害虫
ハダニが発生すると葉が斑点状に白または黄色っぽくなり、ひどくなると蜘蛛の巣が張ったようになります。
発生したら、農薬を散布して防除しましょう。
茎葉を減らし、風通しを良くするとつきにくくなります。
夏の温度の高い時期には、コガネムシが葉を食害するので、捕殺するか農薬を散布して防除しましょう。
おわりに
この記事では、モロヘイヤの生育不良や病害虫について紹介しました。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。