よくある質問

ミョウガダケの作り方|花ミョウガ|株分け|ミョウガ栽培のコツ

1.ミョウガダケの作り方は?

ミョウガダケ

ミョウガダケとは、ミョウガの茎を50cmほどの長さに伸ばして軟化したもので、独特の風味があり、古来日本料理に珍重されてきました。

作り方は2つあり、まず一つ目の方法は、発芽を始める頃の3月中旬〜下旬頃に、稲ワラまたは黒ビニールなどで、90cmぐらいの高さの囲いをつくり、上方に稲ワラカヤなどを5〜10cmの厚さに覆い、暗くします。

もう一つの方法として、3〜4年目の株で間引きが必要になったとき、間引く部分に高さ60cmぐらいのビニールトンネルをかけ、さらに光が入らないよう黒色またはシルバーフィルムを裾まできちんと覆います。

 

いずれの場合も、2〜3週間たち、茎が伸び始めた頃と、さらにその1週間後の2回ほど、囲いの一部を一日5〜6時間、二日間にわたり開けて外気と光を取り入れます。

そうすると、ミョウガダケに赤みがつき、5月下旬の茎の長さが30〜50cmぐらい(前者の囲いの方が長いものがとれる)のびた頃、地際部分から切り取って収穫します。

りぐ

太めのものが柔らかく風味があり、花ミョウガと同じく薬味として用いる他、細く切って刺身の妻や吸い物に用います。

2.花ミョウガの収穫適期は?

ミョウガの種まき・植えつけ

花ミョウガは、早生種(夏ミョウガ)で6〜7月頃(1年目は8月に入ってから)晩生種(秋ミョウガ)で9〜10月ごろに地上部へ出てきます。

つぼみなので、放任しておくと間もなく開花してしまい使いものにならなくなってしまうため、地上に出て紅緑色で紫の縞のある苞(ほう)が3〜4枚でた頃に早めに収穫します。

3.株分けの方法は?

植えつけて4〜5年たつと根が込み合って、新しい葉や花蕾が伸びにくくなってきますので、そうなってきたら株分けを行いましょう。

ミョウガは13℃以上の温度になると芽が伸び出すので、その前に株分けをすることが大切です。

その時期は地域によって大差がありますが、関東南部以西の温暖地では3月下旬〜4月上旬です。

 

絡み合った根をほぐし、根株は丁寧に掘り上げ、芽のついた根株を長さ15cmくらいに切り分けて、1カ所に2〜3本ずつの根茎を畝幅60cm、株間30cmに植えつけます。

植えつけ前には根の下方に、堆肥有機質肥料を元肥として十分に与えておきます。

りぐ

排水が悪いと根茎腐敗病が出やすいので、そのおそれがあるところでは植えつけ畝は高めにしておくようにしましょう。

4.根株が畑いっぱいに広がった

ミョウガは植えつけ後3〜4年たつと、通路までいっぱい根茎が広がってきて、地上部も大変込み合ってきます。

こうなるとよい花ミョウガがとれなくなってしまうので、12〜3月に思い切って根株を間引きします。

間引きの際に思い切ってそのミョウガをミョウガダケにして収穫するのもよいですね。

こうして間引きをして空いた部分に元肥として堆肥有機質肥料化成肥料を施し、古い敷きワラも同時に埋め込みます。

5〜6月は生育が一番盛んな時期ですので、このときを狙って有機質肥料を主体とした追肥を2回くらい、畝間に施し、軽く土寄せしておきましょう。

5.日なたでも育てられる?

ミョウガの品種

育てることは可能で、日当たりが悪い場所でもよく育つというだけで、日なたに植えると育たないということではありません。

ただ、花蕾が日に当たって緑色になると品質が落ちるので、株元に敷きワラをすることをオススメします。

6.大きくて締まったミョウガを収穫したい

ミョウガ栽培について

ミョウガは、開花前の花蕾を収穫します。

植えつけ1年目は9月ごろからの収穫になりますが、2年目からは7月ごろから収穫できるようになります。

ポイントは、開花する前のかたい花蕾を収穫することで、花が咲いた後ではとり遅れです。

花蕾は土や落ち葉などに隠れて見つけにくいこともあり、気づいた時には花が咲いていたということもあるので、注視しましょう。

おわりに

りぐ

この記事では、ミョウガ栽培のコツについて紹介しました。

下記では、他にもミョウガ栽培についてまとめています。

りぐ

下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。