1.パセリの栽培について
パセリは、地中海沿岸地方原産で、日本へはオランダ人によってもたらされました。
縮葉種のモスカールパセリを一般的に私たちはパセリと呼び、パセリの中にはイタリアンパセリと呼ばれる平葉種もあります。
パセリは、人参と同じセリ科の野菜で、冷涼な気候を好み、寒さには強いですが、暑さにはやや弱い性質です。
2.パセリの品種
3.パセリの栽培方法
土作り
まず、植えつけの2週間前に、苦土石灰を散布して混ぜます。
次に、1週間前に、堆肥と化成肥料を入れてよく混ぜます。
そのあと土を戻して、畝幅を30cm、高さ10cmの畝をつくりましょう。
土壌の適正酸度はpH6.0〜7.0です。
植えつけ
植えつけの時期は3月中旬〜5月上旬、9月上旬〜10月上旬です。
30cm間隔で植え穴を掘り、まずは水をやり、その水が引いてから苗を植えつけましょう。
植えつけの時に根を傷めてしまうと株全体が弱ってしまうことがあるので、根底は崩さないように植えつけます。
また、生長点が土に埋まらないように植えつけましょう。
パセリは、ナスとの混植が相性良いので一緒に植えても良いですね。
発芽までに2〜3週間かかるので、多くの株を必要としない場合は、苗を購入して植えつけるのが確実です。
管理
追肥・土寄せ
畑には20日おきに化成肥料を施し、軽く土寄せします。
水やり・敷きワラ
乾燥するときは水やりや敷きワラをしましょう。
敷きワラは泥はね防止にもなり、病気の予防に有効です。
収穫
本葉(基部ひとつ)が15枚ほどで収穫します。
適宜、茎から摘み取っていきましょう。
取りすぎてしまうと株が弱るので10枚程度を残すのがポイント。
4.よくある生育不良|おもな病害虫
生育不良、病害虫が比較的少ないパセリですが、種から育てると「発芽しない」などの生育不良があり、また、うどんこ病が発生することがあります。
下記では、パセリの生育不良と病害虫について詳しくまとめています。
5.まとめ
①日当たりの良い場所で育てる。
②排水性、通気性の良い土作りをする。
③育苗に日数がかかるので、市販の苗を植える。
④多肥栽培を避ける。
⑤土壌病害予防のため、連作を避ける。
この記事では、パセリの育て方・栽培方法について紹介しました。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法ついてまとめています。