育て方|栽培方法

タケノコハクサイの育て方・栽培方法

タケノコハクサイは普通の白菜よりも細長い円筒形をしているのでそのように呼ばれ、加熱すると柔らかくなりますが、煮崩れしにくくて、使いやすいのが特徴です。

りぐ

この記事では、そんなタケノコハクサイの育て方・栽培方法についてまとめています。

タケノコハクサイについて

タケノコハクサイは茎や葉が上に伸びようとする性質があり、結球したときの直径は15cmくらいと細いですが、高さは45cmにもなる長円筒形です。

上手に結球させるためには、種まきの時期を守り、初期の生育をスムーズにさせるように心がけましょう。

生育初期の暑さや、生育後期の寒さにもよく耐え、各種病気にも強くて育てやすいです。

草丈が高いので、風当たりの強いところでは、防風ネットなどを張って対策を講じておきましょう。

元肥、追肥などの管理作業は、普通の白菜の栽培に準じておこないます。

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頭部を手で押さえて、かたく締まった頃が収穫の適期です。自家用ならそれより早く収穫しても良いです。

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白菜の品種改良は盛んに行われていて、数多くの品種が育成されましたが、北方型に属するタケノコハクサイは定着せず、品種はごくわずかです。

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苗づくり・畑の準備・植えつけ

まずは、苗の準備で、128穴のセルトレーと用土は育苗専用のものを使いましょう。

1穴に3〜4粒まき、2mmくらいの厚さに土をかぶせて、たっぷり水やりします。

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トレーの外縁が乾きやすいので多めに与えます。

発芽がそろってきた頃に2本立てに間引いて、本葉が2〜3枚の頃に1本立てに間引きましょう。

本葉が4〜5枚になれば畑に植えつける準備は完了です。

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夏場の育苗では、高温や直射日光で葉がダメージを受けないように、明るい木陰などにトレーを置くと良いです。

苗の準備ができたら、次は畑の準備で、植えつけの1ヶ月くらい前に石灰と堆肥をまいて、よく耕しておきましょう。

まく量は、1㎡あたり石灰大さじ5杯、堆肥は4〜5握りです。

植えつけの2週間くらい前に畝全面に元肥をまいて、15〜18cmの深さに満遍なくすき込みます。

元肥の量は、1㎡あたり油かす大さじ10杯、化成肥料大さじ5杯程度です。

 

苗の準備と畑の準備ができたらいよいよ植えつけです。

植え穴を掘って、苗を1ヶ所に株間は40〜60cmで、2株ずつ植えましょう。

植えつけ後は株の周りにたっぷりと水やりします。

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保護被覆・間引き(株定め)・追肥・収穫

強光、暑さによるしおれや強風被害を回避させるために、べた掛け資材をじか掛けするのをオススメします。被覆したままで、水やりや薬剤を散布できるので便利です。

本葉6〜7枚の頃、間引いて1本立てにし、生育の遅れたものや葉の形、色の悪いものを取り除きましょう。

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1株にした後で株元がぐらつかないように、少し土寄せしましょう。

追肥は3回に分けておこない、3回とも追肥の量は1株あたり化成肥料大さじ1杯です。

1回目は、本葉5〜6枚の頃、畝の片側にあたえて、土寄せします。

2回目は、1回目の後、1回目の反対側に同じ量をあたえて、土寄せします。

3回目は畝全面が葉で覆われる前に、株間のところどころにばらまき軽く土をかけます。

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タケノコハクサイは、結球すると縦長に育つので、強風で倒れないように防風ネットなどで風対策をしておくと良いです。

収穫は頭部を手で押さえて、かたく締まった感じになった頃が収穫の最適期で、自家用ならそれ以前に収穫しても良いです。

切り取る際は、頭部を少し傾かせ、地際に包丁を入れて切り取ります。

厳寒期に入る前の12月上旬ごろ、頭部を軽く結束し、軒下などの貯蔵しておくと良いです。

新聞紙でくるんでおいてもかなり長くもちます。

おわりに

タケノコハクサイにはアブラムシヨトウムシがつき、ウイルス病や加害があります。

これらの害虫を防ぐためには、畝全面に反射性の銀色のラインが入ったストライプマルチを敷くと良いですよ。

暑さや寒さによく耐え、病気にも強いタケノコハクサイぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。

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