育て方|栽培方法

エシャレット(若どりラッキョウ)の育て方|栽培方法

エシャレット(若どりラッキョウ)の育て方・栽培方法

エシャレットはさわやかな辛みが口に広がる、軟白栽培の若どりラッキョウで、ミソやマヨネーズをつけて丸かじりするととても美味しいです。

りぐ

この記事では、エシャロットの育て方・栽培方法についてまとめています。

エシャレットについて

エシャレット栽培について

エシャレットは乾燥にもよく耐えて、日陰でもよく育ち、土壌への適応性はきわめて広く、どんな土質でも栽培できます。

生育期間は20〜30℃で、夏の高温期には生育が停止し、休眠状態になるので、この時期を避けて栽培しましょう。

エシャレット栽培の目安

早出し栽培:植えつけ8月、収穫11月〜2月下旬

遅出し栽培:植えつけ9月、収穫3月〜6月

エシャレットは連作障害も出にくく、丈夫で育てやすいです。

種はとれないので、種球を求めて栽培しましょう。

植えつけ前に種球を分割、外皮をむいて、充実したよい球を選んで植えつけます。

種球を植えてから収穫までの期間がそう長くないので、普通に野菜を育てている畑なら元肥は不要です。

土寄せ軟白の仕方を誤らないように注意しましょう。

土寄せ軟白:伸び上がってくる葉鞘部(白根になる部分)を完全に土寄せし、長い軟白部に仕上げること。

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ラッキョウの品種はあまり分化がみられず、らくだ、八ツ房、玉ラッキョウなどがあるにすぎないです。

エシャレット栽培に向くのは、らくだだと言われています。

自家用栽培なら、入手しやすいものを用いればよいです。

オススメの品種

柳研のエシャロット(柳川採取研究会):初心者にも栽培しやすく、育てやすい軟白ラッキョウ。和食や酒の肴にもあう。

越のパール(福井シード):福井在来のラッキョウと、浅黄系九条ネギを交配したハイブリッドラッキョウ。病害虫に強く、育てやすい。全体が食用可能で、油炒め、ぬたなどで美味しく食べられる。

種球の準備・畑の準備・植えつけ

エシャレット(若どりラッキョウ)の植えつけ

まずは、種球の準備で、6月に乾かしておいたものを利用します。

初めて栽培する場合は、種球を買っておきましょう。

種球にふさわしいもの

①丸みを帯びている

②粒がよく揃っている

③外皮に病害がない

※1球ずつにばらして、枯れ葉や病葉を取り除いたら、種球のできあがりです。

次に畑の準備で、前作はなるべく早く片付け、石灰を全面にばらまき、15〜20cmの深さによく耕しておきます。

石灰の量は1㎡あたり大さじ3杯程度です。

深さ5〜6cm、幅10〜12cmの植え溝を作って、1カ所2球ずつ球根を縦にさしこみ、さし込んだら2cmほど覆土しましょう。

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ダニスリップス(アザミウマ)白色疫病などが発生しやすいので、植えつけ時に土壌施用殺虫剤を株元にまくと良いです。

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追肥・土寄せ・収穫

エシャレット(若どりラッキョウ)の収穫

エシャレットはやせ地でも育つので、通常の畑では追肥の必要はありません。

葉色が薄すぎるようなら2〜3月ごろ(遅出し栽培の場合)、畝の裾に追肥(畝の長さ1mあたり化成肥料大さじ2杯ほど)し、軽く土と混ぜます。

盛んに育ち始めたら株元に土寄せをします。(遅出し栽培の場合は3〜4月ごろ)

土寄せをしないと丸球や長球が増え、上物率が低くなります。

はじめの土寄せは緑葉の分岐点が埋まらないように軽く寄せます。収穫半月前の最終土寄せはやや厚く寄せましょう。

収穫は根をつけて掘り上げ、白根の部分と茎、緑葉の部分を分けて利用します。

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緑葉も炒めるなどして食べられます。

おわりに

エシャレットはどんな土質でも育てることができ、元肥や追肥もあまり必要としない強健な野菜です。

ぜひ一度、エシャレットを育ててみてはいかがでしょうか。

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