1.ハツカダイコンについて
ハツカダイコンは、ダイコンの中のRadiculaというグループに分類されていて、Radiculaとは小さい根という意味です。
栽培種の中ではもっとも小型のダイコンで、日本へは明治時代以降に欧米から導入され、英名をラディッシュといいます。
根は丸形や長形などで、色は赤、白、紫、ピンク、赤と白のツートンカラーなど、様々な品種があり、「レインボーラディッシュ」や「ラディッシュミックス」などの名前で売ってます。
レインボーラディッシュは色んな色のラディッシュがランダムで出てくるのでどの色のラディッシュが出てくるかドキドキしながら僕は毎回育ててます。
根の直径は2cm程度、長さは長いもので10cmほどです。
種は年に何度もまきますが、秋まきが育てやすく、収穫までの日数は25~45日です。
2.土づくり・種まき
僕がプランターでラディッシュを育てたときはこんな感じでした。しっかり発芽してますね。
土づくり
種まきの2週間までに苦土石灰を散布してよく耕しておきます。
1週間前に完熟堆肥と化成肥料を施してよく耕し、幅90cm、高さ10cmの畝を作ります。
種まき
条間15cmで、1cmの深さのまき溝をつけ、1cm間隔で種をまきます。
そのあと、土をかぶせ、その上を手のひらで軽くたたいて、種と土を密着させましょう。
3.管理
間引き・土寄せ
双葉が展開したとき、生育不良のものや害虫の被害をうけたものなどを間引きます。
葉っぱがかけているものや色が悪いものを見極めて間引きしましょうね。
株間はおよそ1cmになっているので、4~5cmの間隔になるように間引き、終わったら株元に軽く土寄せします。
追肥・中耕・土寄せ
本葉3~4枚頃に化成肥料を30g/㎡を条間に追肥して軽く中耕し、根元に土を寄せます。
4.収穫
種まきから1ヶ月前後で収穫できます。
根の直径が2cm程度になったころに収穫して、根だけでなく葉も利用しましょう。
5.よくある生育不良・病害虫
根が大きくならない
密植しすぎてしまうと、根が大きくならずひょろい根になってしまいます。
間引いて、株間を4~5cm確保しましょう。
また、土が少ないと根が土の表面を走ることがありますので、その時は生育の途中で土を寄せて、十分に土をかぶせましょう。
根の形が悪い、割れてしまう
根の形がゆがんだり、根が裂けてしまう原因は、高温であったり水分とのバランスによって引き起こされます。
ハツカダイコンは一年中栽培できますが、夏の暑い時期は注意です。
高温期には、株が徒長気味に育ってしまって、根の形が悪くなってしまうものが多いです。
あとは株間が狭くても起きますので、早めの間引きで広めにゆったり育てましょう。
注意すべき病害虫
ダイコンと同じで、アブラムシ、コナガ、カブラハバチ、ハイマダラノメイガが発生します。
もし害虫が発生したら、農薬を散布して防除しましょう。
6.栽培のポイントまとめ
①一年中栽培できるが、春まき・秋まきがオススメ。
②肥料の塊が残らないようによく耕す。
③双葉が開いたら4~5cm間隔に間引きする。
④根の形がよい時に収穫できるように早めの収穫(根の直径2cmほど)をする。
ラディッシュの良いところはなんといっても種まきから収穫までの期間が短いところと作りやすいところですよね。
僕も毎年ラディッシュをたくさん作ってます。
上記の栽培のポイントしっかりふまえて楽しくたくさんラディッシュを栽培、収穫しましょう。
下記では、100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。