キャベツは多年草なので、キャベツを収穫した後にその株を残しておけば新たにわき芽が大きくなって結球します。
せっかく育てて収穫するキャベツですから、どうせなら二度目の収穫をしたいですよね。
この記事では、大きく結球したキャベツを一回収穫して終わりにせず二度収穫する「キャベツの二度取り」の方法について紹介していきます。
二度取りのための品種選び
秋に収穫したキャベツから、春にもう一度収穫する「二度取り」は、品種選びが重要です。
一度目の収穫が寒い時期になると、その後の低温でわき芽の生長が見込めないので、収穫時期が遅い晩生種では難しいです。
品種は夏に種まきができて、秋に一度目の収穫を終えることができる「極早生」「早生」「中生」の品種を選びましょう。
「極早生」の品種は株ごとにばらつきは少なく、春キャベツのような食感。
「中生」の品種は株ごとのばらつきは多少ありますが、冬キャベツのようにしっかりと結球し、重量感があります。
二度取りのための管理
下葉のつけ根に見えるわき芽を大きく育てるため、一度目の収穫後に追肥、土寄せをおこないましょう。
低温期は肥料の効きが遅くなるので、即効性のある化成肥料を施しましょう。
その後、多くのわき芽が出てきますので、しっかりした大きなものだけを残して、他はすべてかきとりましょう。
二度取りの収穫
一度目の収穫と比べると二度目の収穫は緩やかで小ぶりなものにはなります。
しかし、かき取ったわき芽も食べられるし、二度目の収穫後もそのまま株を残しておくとトウ立ち菜も味わえることができ、三度美味しいです。
二度取りは空きがちな冬の畑を有効活用できるテクニックですので、一度挑戦してみてください。
おわりに
この記事では、キャベツの二度取りについて紹介しました。
下記では、キャベツ栽培の基本や生育不良などをまとめています。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。