キャベツを始めとするアブラナ科の植物にとって、アオムシは天敵中の天敵です。
アオムシなどの虫たちは春植えキャベツに特に多く発生し、玉の中に入り込むと農薬が効かないので被害が大きくなります。
早めに発見して捕殺するか、農薬散布で防除しましょう。
この記事では、害虫に強いキャベツを作ることに焦点を当てて紹介していきます。
根切り植えについて
老化したキャベツの苗は、植えつけ時の活着(根づいて成長すること)が悪く、そして、害虫にやられやすいです。
もし老化した苗を手に入れた場合は、根を切ってから植えつけ、新しい根を発生させて若返らせましょう。
キャベツは多年草なので、根を切られてもすぐに再生しますよ。
老化苗を普通に植えた場合と、老化苗を根切りした苗を比べてみると、初期生育は普通に植えたほうがよくなります。
しかし、時間が経つにつれ、根切り植えの方が生育が良くなります。
また、アブラナ科の野菜は、樹勢が強いと害虫による食害を受けにくいのですが、樹勢が弱いと被害が大きくなる傾向があります。
なので、草勢が強くなる根切り植えは、害虫にやられることが少なくなります。
根切り植えの植えつけかた
植えつけは、普通栽培と同じく曇天の夕方におこないます。
①苗をポットから取り出し、土をよく落とします。
②根を長さ3分の2ほどハサミや手で切り取ります。
③株間は広く35cmほどで植えつけていきましょう。
根が切断されいるため、植えつけて元気に育っていくまでは十分に水やりをしましょう。
活着したら、普通栽培と同じように、畝の片側に油かすなどの有機質肥料を追肥して土を寄せます。
さらにその3週間後に畝の反対側に油かすなどを追肥して土寄せします。
この方法で害虫に強いキャベツを作りましょう!!
その他にもキャベツを二回収穫できる二度どりを下記で紹介しています。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。