良い野菜を収穫するためには、間引きが必要不可欠で、形の良いもの、勢いのあるものを残して他は間引きし、健全な株に育てていきます。
この記事では、間引きの方法についてまとめています。
間引きとは?
間引きとは、発芽後に、生育の遅いものや極端に早いもの、形が整っていないものなどを取り除き、間隔を広くする作業のことです。
通常は、収穫する株数よりも多めに種をまくので、発芽すると密生状態になっています。
そのまま放置しておくと軟弱徒長していくので、タイミングよく間引きをする必要があります。
野菜ごとに適した株間をあけることで生育がよくなり、収穫量も上がります。
間引きの方法
間引きは生長に応じて1〜3回に分けておこないます。
条まき
条まきの場合は株間を広げて、野菜ごとに適した間隔をあけます。
最終的な株間は、ほうれん草などの軟弱野菜は5〜6cm、ニンジンは6〜12cmくらいです。
葉と葉がふれあわないくらいに間隔を広げるのがポイント。
1.双葉が展開して、隣の株と葉がふれあうくらいになった。
2.適当に間隔をあけるように、形の悪い株を引き抜く。
3.間引きが終了。間隔が広がってスッキリ。
点まき
点まきの場合は、野菜ごとに適した株数になるように調整します。
ダイコンやニンジンは1カ所に1株、小カブは1〜2、軟弱野菜は2〜3株程度残すことを目安に間引きましょう。
同時に種をまいても、発芽の状態には差が出ます。
良いものを残してさらに大きく育てます。
1.5粒の種をまいて全て発芽したが、葉の形や状態は色々。
2.葉が小さく萎縮したもの、双葉の形が悪いものを間引く。
3.2本立ちにして間引きが終了。いずれ2回目の間引きをして1本立ちに。
おわりに
間引きをしないと苗同士が栄養分を奪い合って、大きくなりませんし、風通しも悪いので病気にもかかりやすいです。
間引きをしっかりおこなって高品質・多収の野菜を収穫できるようにしましょう。
この記事では、間引きについてまとめました。
植えつけてからの栽培管理として、「中耕」「追肥」「間引き」「土寄せ」はとても大切な作業となります。
下記では、中耕や間引き、追肥についてまとめています。