中耕(ちゅうこう)とは、株間や畝間の表層を軽く耕して雑草を除草し、土の表面を柔らかくする作業です。
この記事では、そんな中耕について目的や方法・効果についてまとめています。
中耕の目的(効果)
硬くなった土の通気性と水はけを良くする
初めに軟らかく耕した畑の土も、しばらく栽培をしていくうちに、雨などの影響で表面が硬くなります。
そうなると通気性や排水性が悪くなり、野菜の生育に悪影響を及ぼします。
中耕した土は、すき間の多い空気の入りやすい土に戻り、根の成長を促します。
養分の吸収を良くする
表面にある根を切り、下層の根が伸びて養分や水分の吸収を良くし、乾燥に強くなります。
雑草の発生を防ぐ
土の表面を削ることで、生えている小さな雑草の根っこを切って枯らすことができます。
雑草が大きく育たないうちにおこなうのがコツで、晴れている時の方が良く枯れるので、除草の効果が上がります。
中耕の方法
畑の様子を見ながら1ヶ月に1〜2回、追肥と土寄せをかねておこないましょう。
ホーなどを利用すれば浅く土の表面を削ることができ、野菜の根を痛めることもないです。
株まわりの土の表面を深さ2〜4cm程度にほぐしましょう。
地価で広がっている根に空気を送り込むのが目的なので、株元近くはしなくても良いです。
あまり株際まですると、根を痛めかねないので注意です。
まとめ
1ヶ月に1〜2回おこなう。追肥と土寄せセットでおこなうと良い
【効果①】硬くなった土の通気性と水はけを良くする
【効果②】養分の吸収を良くする
【効果③】雑草を抑制する
この記事では、中耕についてまとめました。
植えつけ後の管理として「中耕」「追肥」「土寄せ」ととても大切な作業ですので、どれも抜かりなくおこなうようにしましょう。
下記では、追肥や土寄せの方法や目的についてまとめています。