種まきから収穫までの基本的な育て方は下記にまとめています。
1.種まきの注意点は?
スイスチャードはカラフルな葉柄が注目される野菜で、「フダンソウ」「フダンナ」とも呼ばれます。
テンサイやテーブルビートと同じアカザ科の仲間です。
テーブルビートは主に根を食べますが、葉を食用とするビートがスイスチャードです。
スイスチャードの種として販売されているものは、実は果実であり、1個の塊に数個の種が一緒に入っているので、発芽すると1ヶ所から複数の芽が出てきます。
大きい塊は、間隔を1cmくらいに広げ全体的に薄まきにします。
また、タネの表皮には水溶性の発芽抑制物質が含まれるので、種をまく前に2〜3時間ほど水に浸すと発芽率が上がります。
ただし、長時間の浸水は酸素不足となり、発芽が悪くなるので注意しましょう。
2.発芽が揃わない
暑さや病害虫に強く、作りやすいスイスチャードですが、酸性土壌で生育が悪いのが唯一の欠点です。
特に土壌酸度がpH5.5以下だと発芽不良を起こします。
したがって、石灰を多めに施した土づくりをし、土壌酸度を6.5〜7.0に調整します。
3.かき取り収穫は?
外葉をかき取りながら大きく育てる収穫法もオススメです。
種は30cm間隔の点まきにして、2回の間引きで1本にします。
草丈が30〜40cmくらいになって、葉のつけ根(葉柄基部)が大きく太ってきたら、外葉からかき取ります。
上手に育てると、茎の直径5〜7cmくらい、草丈50〜60cmの大株に成長し、11月まで収穫が続きます。
追肥は1本立ちにした時と、株の勢いをみながら適宜行うことをオススメします。
おわりに
この記事では、スイスチャードの栽培のコツについて紹介しました。
下記では、100種類以上の野菜の育て方と栽培方法についてまとめています。