1.トレビス栽培について
トレビスは、原産地は地中海沿岸地域で、産地の一つであるイタリア北部のトレビッツ地方から名付けられました。
赤紫色の葉色に白い葉脈が走り、つやつやしています。
苗ではあまり販売されていないので種子を購入して栽培します。
結球が始まるまでに、できるだけ大きな株に育てることがポイントです。
2.トレビスの品種
早生種のビターなど様々な種類があります。
葉色は鮮やかな紫紅色で、白い葉脈との対比が美しい品種で、ほろ苦い食味も個性の一つです。
3.トレビスの育て方
土づくり
日当たりと排水がよく、腐植(植物が不完全に分解されたもの)を多く含む肥沃な土壌が適しています。
まず、植えつけの2週間前に苦土石灰を、1週間前に完熟堆肥、化成肥料を施し、鍬などでよく混ぜながら耕します。
そのあと、畝幅70cm、高さ5〜10cmの畝を立てます。
種植え・植えつけ
春まきは2月下旬〜3月下旬、秋まきは7月下旬〜9月上旬に、直径7.5〜9cmのポリポットに3〜5粒の種をまきます。
発芽したら本葉3枚までに生育のよいものを1本残すように間引きをします。
苗が本葉5〜6枚くらいになったら、条間を30cm、株間30cmの2条植えにします。
移植ごてなどで植え穴を掘り、根鉢を崩さないようにポットから苗を取り出して植えつけ、株元を軽く手で押さえてたっぷりと水を与えます。
管理
追肥と土寄せ
植えつけ後、月に1回株元に化成肥料(8-8-8)30g/㎡を与え、表土とよく混ぜて軽く土寄せをします。
水やり
畑が乾燥すると石灰欠乏を招くので、こまめに水やりをします。
マルチ栽培であれば畑の水分をある程度保つことができるので、乾燥しない程度に水やりしましょう。
収穫
結球した部分を押して、硬くしまってきたら収穫時期です。
結球していない葉を残し、結球している地際を包丁などで切り取ります。
4.トレビスのよくある生育不良|おもな病害虫
特にかかりやすい病気はなく、また、害虫はアブラムシ類を除き比較的少ないため、無農薬栽培が可能です。
5.まとめ
①苗をつくり、本葉5〜6時に植えつける。
②春の早植えは、とう立ちの危険があるので避けます。
③低温期の育苗はm15℃前後に保温する。
④石灰欠乏が生じないよう適度な湿り気を保つ。
⑤収穫は若どりし、緑色の球葉は取り除く。
この記事では、トレビスの基本の育て方・栽培方法について紹介しました。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。