よくある質問

アスパラガス栽培のコツ|収穫期間、雌株と雄株の見分け方など【保存版】

1.いつからいつまで収穫できる?(何年)

アスパラガスの収穫

親株の貯蔵養分によって、萌芽し、伸びてきた若芽を収穫するので、はじめに株を大きくすることが、太くてよい芽を収穫するポイントになります。

そのためには、植えつけた翌年に出てくる芽は、もったいなくても収穫しないでおいて、もっぱら株づくりをはかります。

順調に生育したものは、翌々年から収穫します。

株が小さいようならもう1年待って、3年後から収穫に入るようにしましょう。

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出てくる芽をどんどんとってしまうと、あとの茎葉が弱くなってしまい、次の年によい芽ができません。

収穫初年は、15日〜20日くらい芽が出しだい収穫し、あとは収穫しないで伸ばすようにします。

次第に株が大きくなってきますから、次の年は、30日〜40日間、その後は50日〜60日くらい収穫しても大丈夫です。

しかし、この日数はあくまで目安であり、収穫を打ち切った後も、なお10本ぐらいの芽が出るようにすることが大切です。

 

収量が多くなるのは、4年目頃からで、大変気の長い話ですが、1回植えておけば10年〜13年もの長い間、そのままで収穫できるのはアスパラガスの大きな強みです。

収穫最盛期に入ってから、はじめの収穫はごく短い日数にし、茎葉を大きく伸ばすと、次々に長い期間若芽が出てきます。

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これを少しずつ収穫していけば、夏から秋まで収穫できます。

2.雌株と雄株の見分け方

アスパラガスの実

アスパラガスは雄株と雌株が半々あり、赤い実がなる株が雌株です。

雌株の方が収穫本数がやや多いと言われていますが、種や苗の段階では見分けはつかないので、選んで栽培することはできません。

収穫量に及ぼす違いはあまりないようなので、特に気にすることはありません。

3.栽培のコツは?

アスパラガスの品種について

一度植えると約10年栽培を続けることができる多年草です。

種から育てると、定植するまでに1年近くかかることがあるので、苗を購入することをオススメします。

植えつけは3月〜4月が一般的で、春から秋まで株の勢いに任せて茎葉を成長させます。

晩秋に葉が枯れてきたら地上部を刈り取り、株の上からたっぷりと堆肥(お礼肥)をかけて冬支度をします。

お礼肥:「美味しい実や、美しい花を有難う」という感謝の肥料で、開花後や収穫後に施す追肥の一種です。

2年目の春に伸びる新芽は収穫せずに、収穫は3年目からおこなうのが良いです。

植えつけの1ヶ月後から、月一回の追肥で養分を補います。

以後、①晩秋に葉を刈り取って堆肥を施し、②春から秋は化成肥料を月一回を目安に追肥し、③夏から秋に株を大きく育てるというサイクルで10年程度は生育します。

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栽培も収穫も気長に構えて、アスパラガスを育てましょう。

4.2年目の新芽を収穫しないのはなぜ?

アスパラガスの新芽

アスパラガスは、2年目の春に伸びた若芽は収穫しません。

出てきた新芽の茎葉を伸ばして光合成をさせ、株の充実を図ります。

我慢できずに収穫してしまうと、根株の養分が減り、3年目以降の栽培に影響が出てしまいます。

5.アスパラガス栽培について

下記では、アスパラガスの基本的な育て方をまとめています。

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下記では、100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。