トウミョウはエンドウの若い芽先を摘み取り利用します。
食材としての期限は中国で、独特の香りがあり、どんな料理にもよく合います。
この記事では、そんなトウミョウの育て方・栽培方法をまとめています。
豆苗(トウミョウ)について
連作を嫌うので、少なくとも4〜5年エンドウを栽培したことのない畑を選ぶことをオススメします。
過湿に弱く、酸性を嫌うので、畑の選定と酸度の調整に注意しましょう。
低温にはよく耐えますが、早まきしすぎると越冬するまでに大きくなりすぎて寒害を受けやすくなるので、まき時を守りましょう。
露地栽培(寒冷地):種まき3月中旬⇨植えつけ4月上旬、種まき4月中旬⇨植えつけ5月上旬、収穫5月〜7月
露地栽培(温暖地):種まき10月中旬⇨植えつけ10月下旬、種まき11月上旬⇨11月下旬、収穫2月〜4月
露地栽培(温暖地):種まき3月中旬⇨植えつけ4月上旬、種まき5月上旬⇨6月上旬、収穫6月中旬〜7月
若いつるの先を摘み取るので、株間を狭くして密植でき、マメ類ながら、葉を利用する葉物でもあります。
肥料切れさせないように、追肥でしっかり肥料分を補給しましょう。
つるが20〜25cmに伸びたら、つる先の柔らかい部分を摘み取り、残った節からわき芽が伸びてさらに繁茂します。
豆苗は中国では専用品種があると言われますが、入手しにくいので、サヤエンドウの分枝が多いタイプを選びましょう。
大さや用の品種は品質が劣って、芽数が少ないので、さけた方が良いです。
苗づくり・畑の準備・植えつけ
まずは、苗の準備からで、96〜128穴のセルトレーに1穴2粒の種をまきます。
発芽後3週間くらいで、2本立ち、本葉2〜3枚の苗に仕上げましょう。
苗の準備ができたら次は畑の準備で、畑の準備はエンドウの育て方に準じます。
1㎡あたり石灰大さじ5杯、堆肥4〜5握り、化成肥料大さじ5杯施します。
連作すると障害が出やすいので、畑は必ず4〜5年以上エンドウを作っていないところを選び、酸性に弱いので、酸性畑では必ず石灰を施して酸度を調整しておきましょう。
苗の準備と畑の準備ができたらマルチングをして、35〜40cm間隔で植えつけましょう。
追肥・支柱立て・収穫
つるが15〜20cmに伸びた頃、エンドウよりも多い1株あたり化成肥料大さじ2の量の追肥をおこないます。
つるが伸び始めたら、風で振り回されないように生長に応じた支柱を立てます。
本支柱は横に竹を渡して縛り、下の2カ所ほどにポリひもを渡し、つるを絡ませましょう。
茎の長さが20〜25cmに伸びてきたら、芽先の柔らかな部分を10cmぐらい摘み取って収穫しましょう。
残った茎から次々とわき芽が伸びてくるので、全体の伸びを見ながら順次収穫していきましょう。
市販の豆苗を使って室内で簡単に育てる
実は上記のようなステップを踏まなくても簡単に豆苗を育てることができます。
その方法は、市販の豆苗を使って育てる方法です。
まず、豆苗を購入し、使う部分を切り取って料理等に使います。
残った部分を水につけてよく日の当たるところに置いておきましょう。
3〜4日で、購入した時のような豆苗に成長しますよ。
成長したらまた収穫して使うことができます。
育てて収穫するのは2〜3回ほどできますので、簡単に育ててみたい方はまずは、市販の苗を使って育ててみてはいかがでしょうか。
おわりに
豆苗はおひたしや炒め物、溶き卵を加えてひと煮立ちさせ卵とじにしするなど用途は広いです。
市販の豆苗を使えば何度か簡単に育てることができるので手軽に育てることができてオススメですよ。
ぜひ一度豆苗を育ててみてはいかがでしょうか。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。