育て方|栽培方法

チョロギ(丁呂木、長老喜)の育て方・栽培方法

チョロギの育て方・栽培方法

チョロギは、珍しい形をした縁起ものの野菜で、千代老木、長老木、草石蚕などの漢名があります。

会計は白黄色ですが、梅酢に漬けると赤くなります。

りぐ

この記事では、そんなチョロギの育て方・栽培方法についてまとめています。

チョロギについて

チョロギ栽培について

草丈40〜60cmで、葉は一見シソに似ますが、長円形で厚みがあります。

春に植えて、収穫は晩秋で、地下茎の先に、珠数状のくびれた面白い形の塊茎ができます。

比較的涼しい気候を好み、乾燥すると生育が劣るので、やや湿気があるところが良いです。

日当たりは良い方が良いですが、強い西日が当たらない場所を選びましょう。

りぐ

やせ地の方がいくらか適しています。

植える時は、芽の出る方を上にして植えましょう。

乾燥に弱いので、梅雨明け前に株元に敷きワラを敷きます。

晩秋、地上部が枯れないうちに収穫します。

遅れると地下茎が切れて収穫しづらいです。

丈夫な野菜で育てやすく、一度作ると毎年取り残しの塊茎から発芽してきます。

りぐ

チョロギは特に品種の分化はみられません。

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畑の準備・植えつけ

チョロギの葉

まずは、畑の準備で、冬の間に、全面に石灰、堆肥少々ををばらまいて、よく耕しておきます。

植えつけ前に、深さ3〜5cmの溝をつけ、その溝の中に植えつけていきます。

 

畑の準備ができたら次は植えつけで、芽のやや伸びた塊茎を作った溝に縦にさし込むように植えつけます。

塊茎同士は10〜20cmぐらい間隔をあけて植えます。

りぐ

植えつけ後、日よけ、乾燥防止のために、堆肥で地表表面をうっすらと覆うと良いです。

管理・収穫

チョロギの収穫

草丈10cmの頃、株のまわりに化成肥料を少々施します。

乾燥を嫌うので、夏に入る前に株元へ敷きワラをしましょう。

11〜12月のはじめ頃、地上部が枯れてしまわないうちに収穫します。

枯れると、地下茎が切れて収穫しにくいです。

りぐ

収穫するのはなるべく曇天の日か夕方を選び、掘り取ったらすぐ水を張ったバケツの中に入れて洗いましょう。

くびれた部分の土落としを入念にします。遅れると白い塊茎が茶褐色に変色してしまいます。

収穫したらただちに利用しましょう。赤い梅酢漬けは、縁起物として正月の煮豆に欠かせません。

おわりに

チョロギ

チョロギは、淡白な味でカリカリとした歯ざわりが楽しめます。

チョロギに含まれる炭水化物はデンプンではなく、全てオリゴ糖です。

オリゴ糖は、大腸まで届いて乳酸菌などの善玉菌を増やす働きがある注目の物質です。

胃腸の調子を整えて健康に保つ効果が期待されています。

水溶性なので、水にさらすのは短時間に抑えるか、煮汁ごと食べる料理がオススメです。

正月には欠かせない、縁起物の野菜チョロギ、一度育ててみてはいかがでしょうか。

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