モヤシは種子を暗い場所で発芽させたスプラウト野菜で、室内で栽培できるので、手軽なキッチン菜園としても適しています。
この記事では、そんなモヤシの育て方・栽培方法についてまとめました。
モヤシについて
モヤシはよく充実した、そろって発芽できる良い種子を入手することが大切です。
発芽適温は種類によって異なりますが、いずれもかなり高温(25〜30℃)なので、低温期に栽培する場合は、保温や加温が必要です。
発芽には多くの酸素を必要とし、停滞水があると、藻類が発生したり、病害が侵されたりしやすいので、水きりや水洗いを入念に行います。
水洗いや水すすぎなどを適切に行うことが成功へのカギとなります。
アズキ、エンドウ、黒緑色(ブラックマッペ)、ダイズ、アルファルファなどのマメ科の種類、コムギ、ソバ、トウモロコシなどの穀類などがあります。
大豆もやし・姫大豆(中原採種場):タンパク質に富み、ビタミンやカリウムが豊富に含まれている。
グリーンマッペ・緑豆(中原採種場):茎は光沢があり、太くて長い。甘みがあり、ビタミン類が豊富。
アルファルファ(中原採種場):シャリっとした歯ざわりが特徴。栄養豊富でアメリカでも人気のスプラウト。
マメ類のモヤシづくり
まずは種の選別からで、不純物や害虫に食われたもの、欠けたもの、病気のものなどは取り除きましょう。
また、一度水に浸して水に浮いた充実の悪い種を取り除きます。
十分な水で洗ったら、ビンなどに種子を入れて、種子の10倍量の水にひと晩つけておきます。(浸種吸水)
次の日、ガーゼでフタをしたら、水を入れ替えて種子を流水ですすぎ、水気を切ります。
水気を切ったら、暗闇に置いて静置し、段ボール箱の中や、台所の流し台の下などに置きます。
傾けておくと水きりがよくなります。
水きりと水洗いを一日2回丁寧におこなっていき、水きりをするときはしっかりとおこないます。
量が多くて瓶では水洗いが行き届かないようなら、口径が広い容器を利用するのが便利です。
胚軸が5cm以上伸びてきたら収穫できるので、新鮮なうちに早めに利用しましょう。
種の選別、水洗い、浸種、すすぎ、水きり、静置。これら全てが大切です。
アルファルファのモヤシづくり
まずは、種を水に浸して水に浮いた種を取り除きます。
種の10倍量の水を一晩(10〜12時間つけて)つけて吸水します。
次の日、ガーゼでフタをしたら、水を入れ替えて種子を流水ですすぎ、水気を切ります。
水気を切ったら、暗闇に置いて静置し、段ボール箱の中や、台所の流し台の下などに置きます。
傾けておくと水きりがよくなります。
胚軸が4〜5cm以上伸びてきたら収穫できます。
収穫の前4〜5時間光に当てて子葉を緑化させましょう。
モヤシは新鮮なうちに早めに利用します。
おわりに
モヤシはキッチンで育てられる野菜ですよね。
水きりと水洗いを丁寧におこなっていけばまず失敗することはないでしょう。
また、市販されている豆苗なども同様に育てることができるので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法をまとめています。