育て方|栽培方法

ルバーブの育て方|栽培方法

ルバーブの育て方・栽培方法

ルバーブは、さわやかな酸味を生かしてジャム、砂糖煮、パイの具などに使います。

多年性で、フキを大形にしたような太い葉柄を利用します。

りぐ

この記事では、ルバーブの育て方|栽培方法についてまとめています。

ルバーブについて

ルバーブ栽培について

ルバーブは多年草で性質は強健で、いったん植えつけると長年楽しむことができます。

また、冬は寒さで枯れますが越冬は簡単です。

ルバーブの栽培の目安

種植え:3月中旬〜4月中旬、植えつけ:9月、収穫:2年目5月〜7月中旬

耕土の深い砂質土壌が最適で、水はけの悪い畑では、株が枯れてしまうこともあるので注意です。

発芽後や初期の苗は弱々しく、生育はゆっくりしているので、できるだけハウス内で丁寧に育苗しましょう。

越冬中は、畝間に良質な堆肥、有機質の肥料を施して生育を促します。

暑さにはやや寒いので、梅雨明け後は株元に敷きワラなどをして地温の上がりすぎを防ぎます。

葉を旺盛に育てるため、初夏に咲く花茎は切り取ります。

多年性で、毎年勢いよく萌芽しますが、混み合ってきたら株分けし、株間を広くとって植え替えます。

ルバーブは紅茎種緑茎種に大別されます。

りぐ

ジャムなどに多用されることから紅茎の色濃いものの人気が高いです。

オススメの品種

ルバーブ:緑色がかった茎色で収穫量が多い品種。酸味のある多汁な茎をジャムやパイなどに。

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苗づくり・畑の準備・植えつけ

ルバーブの植えつけ

ルバーブを育てる場合は、種から苗を育てるか、株分けするのがオススメです。

種子は、輸入種子を扱っている種苗専門店などで市販されているので、これを購入し、直径9cmのポリ鉢に5〜6粒まいて育苗します。

本葉1〜2枚の頃に間引いて1本に仕立てにし、本葉4〜5枚の頃畑に植えつけます。

発芽に日数がかかり初期生育が遅いので、初年の収穫量を高めるにはハウス内で育苗すると良いです。

株分けで増やす場合は、現在、栽培しているものがあればそれを使うか、栽培している人から根株を分けてもらい、越冬後、新根が伸び始める前に根株を掘り上げます。

芽は3〜4芽つくように株を分割し、新しい畑に植えつけます。

畑の準備は植えつけの2週間くらい前に溝を掘って元肥を入れます。

元肥は溝の長さ1m当たり、堆肥5〜6握り、油かす大さじ5杯、化成肥料大さじ3杯施し、その後、土を埋め戻して畝をつくります。

草勢が強い割には過湿に弱いので、排水の良い場所を選んで栽培します。排水が悪いところでは畝の高めにつくって植えつけます。

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植えつけはたっぷり水をやり、根を傷めないようポリ鉢からはずし、株間は60cmで植えつけましょう。

ハウスで育てた苗を早植えする場合は、地温を上げるためにマルチングをすると良いです。

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追肥・土寄せ・収穫

ルバーブの収穫

追肥は夏に1〜2回(1ヶ月に1回くらい)溝を切って肥料を施し、クワなどで土寄せします。

追肥の量は1株あたり、化成肥料大さじ1杯です。

7月頃にとう立ちし、そのままにしておくと葉の育ちが悪くなるので、早めに摘除しましょう。

冬になると根は盛んに伸びるので、冬の休眠中に肥料をしっかり施しておきます。

1株当たり堆肥を4〜5握り、油かすを大さじ3杯程度施しておきます。

また、春先萌芽前に盛り土をすると紅色の発色のよい柔らかな芽が出てきます。

土寄せの量は土の状態をみておこない、排水の良い土は厚めに土寄せします。

収穫時期は2年目の5〜6月ごろで、5〜6月の生育盛りには、2週間に1回くらい2〜3本ずつ収穫します。

梅雨明けごろから生育が鈍るので、収穫を減らしていきましょう。

ルバーブの葉にはシュウ酸が多く含まれ、食用には向きません。赤紫色の葉柄の部分を利用しましょう。

おわりに

ルバーブ

ルバーブはジャムや砂糖煮などに使われ、きれいな色を出してくれます。

なかなか家庭菜園では育てている人は少ないので変わった野菜を育ててみたい方は一度育ててみてはいかがでしょうか。

りぐ

下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法についてまとめています。