クレソンは、独特の香りと爽やかな辛みがクセになるワサビの仲間で、ステーキのなど肉料理のつけ合わせにも最適です。
また、クレソンは栄養価の高い野菜としても有名です。
この記事では、クレソンの育て方・栽培方法についてまとめていますので、コチラもあわせてご覧ください。
クレソンについて
クレソンは多湿を好む多年草で、茎を水に浸すとすぐ発根するほど繁殖力は旺盛で、栽培したものが野生化し、各地の水辺や湿地に群生しています。
水辺や湿地で栽培するのが最適ですが、水やりに留意すれば畑やプランターでも簡単に育てることができます。
春から初秋にかけて小さな白い花をつけ、種子繁殖できますが、挿し芽でも増やすことができます。
耐暑、耐寒性に優れた野菜ですが、寒い地域で良いものを収穫したい場合は、ビニールでの保湿栽培をすると良いです。
湿地を好むので水きれに注意し、畑で栽培する場合は、常にたっぷりと水をやりましょう。
クレソンは品種の分化はみられず、各地域で在来種を用いて栽培されます。
別名オランダガラシ、ミズガラシ、クレスなどと呼ばれていますが、いずれも同じクレソンです。
ガーデングレスは別種なので注意。
ウォータークレス(タキイ種苗):葉や茎にピリッとした美味しい辛みがある。肉料理のつけ合わせなどにオススメ。
苗づくり
まずは、苗づくりです。
市販品を買い求めてコップに水挿しして発根させ、発根したら、3号ポリ鉢に移植するのが基本の苗づくりの方法です。
少量育苗の場合
少量育苗の場合は、水の入ったコップに挿し、時々水を入れ替えていると、容易に発根してきます。
各節からよく根が出るので、発根したら3号ポリ鉢に植え替え、草丈7〜8cmに伸びたら定植しましょう。
各節からよく根が出るので、元苗を育てて2節くらいに切って苗にすることもできます。
大量育苗の場合
大量育苗の場合は、まず市販の種子を買い求めて育苗箱に条まきします。
本葉2枚の頃に、育苗箱から根をつけたまま苗を取り出し、3号ポリ鉢に鉢上げします。
草丈7〜8cmになるまで育てて定植しましょう。
植えつけ
畑の畝に植える場合は、畝をつくって15cm間隔に苗を植えて、たっぷりと水をあげましょう。
容器に植える場合は、浅型の育苗箱またはプランターを利用します。
底が穴あきの育苗箱を選べば、容易に水やりできます。
できるだけ水辺や保水性の良い畑を選んで植えつけます。
畑の場合は水やりを怠らないようにしましょう。
水やりを省力化するには水耕栽培もオススメです。
水やり・追肥・収穫
クレソンは湿気好みで、随時土壌の湿り気を高く保つために水やりは怠らないようにしましょう。
追肥はつるが伸びてきて、葉色の緑色が淡いようなら、随時ごく少量の油かすまたは液肥を施します。
土の表面が硬くなったら竹べらなどで軽く耕します。
つる先のやわらかな部分を指先で摘み取りましょう。
【よくある質問】苗の上手な育て方は?
クレソンは水辺に自生しているものも多く見かけられ、多湿を好むので水辺や湿気で栽培するのが最適です。
栽培場所が決まったらそこを耕して代かきし、春、既成のクレソン園か、川辺にはびこっているつる先の立ち上がっているところを15cmほどの長さに摘み取ってきて、50〜60cm間隔に植え、つるを伸ばしましょう。
たくさん栽培するときは、秋になってこれを2節ずつに切り、代かきした場所に20〜30cm間隔にばらまき、これから発根させて栽培します。
少ない本数でよければ、市販のものから容易に発根させて苗を作ることができます。
市販の食用のクレソンを購入し、広口コップに水挿ししておき、すぐに発根してくるので、力強い根が出たものを、畑やプランターなどに植えつけても十分根づきます。
種が入手できれば、4月上旬ごろ、畑に種を条まきにし、本葉2枚の頃、9×9cmぐらいの株間で移植して、苗を育てましょう。
おわりに
クレソンは、水やりを怠らずにしっかりとおこなえば、失敗はほとんどない野菜です。
水耕栽培とも相性が良いので、オススメです。
肉料理の添え物に用いる他、おひたしや和えものにするのも良いですよ。
ぜひ、一度クレソンを育ててみてはいかがでしょうか。
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