ルッコラは葉や花にゴマに似た香りがあり、ピリッとした辛みがアクセントで、サラダやピザのトッピングなどに最適です。
この記事では、「ルッコラの育て方|栽培方法」についてまとめました。
1.ルッコラについて
ルッコラは種がとても小さいですが、発芽率は高く、直まきでも育てやすいです。
生育は早いので、特別な管理も必要なく、栽培は容易です。
耐寒性はかなり高いですが、高温には弱いので、夏期には遮光ネットなどをトンネルがけして栽培すると、良質な葉が収穫できます。
多湿に弱いので、雨季に栽培する場合は、雨よけ栽培がオススメです。
葉や葉柄はもろくて折れやすいので、風当たりの強い場所での栽培は避けるか、防風ネットなどで周囲を囲うと良いです。
ルッコラはプランターにまいて身近に育てるにも好適な野菜で、収穫は葉を摘み取る方法で、わき芽を再生させて長く楽しみましょう。
ルッコラは品種として成立したものはごくわずかです。
ロケットサラダ(中国採取場):ゴマ風味で適度な辛味があり、ダイコン葉に似た形状。短期間で収穫可能。
オデッセイ(サカタのタネ):育てやすく改良した品種。明るい日陰で栽培すると、葉がより柔らかくなる。
2.畑の準備、種まき
畑の準備を種まきの2週間くらい前におこないます。
条まきの場合は、1㎡当たり堆肥7〜8握り、油かす大さじ5杯まき、溝まきの場合は、1㎡当たり堆肥3〜4握り、油かす大さじ2杯まきます。
条まきの場合の種まきは、種は1〜1.5cm間隔でまき、覆土は0.7〜1cmほどです。
溝まきの場合の種まきは、肥料の上に4〜5cm土をかけて、クワで溝の底面を平らにしてから、種は2cm間隔くらいにばらまきます。
覆土は0.7〜1cm厚さにして軽く鎮圧しましょう。
3.間引き、追肥、収穫
間引きは2回おこない、まず1回目は本葉3枚の時に株間5cmにし、2回目は5枚の時に8cmにしましょう。
追肥は、条まきの場合は1列当たり化成肥料大さじ2分の1杯を、本葉3〜4枚の頃、列間にまいて土に混ぜましょう。
溝まきの場合は畝の長さ1m当たり化成肥料大さじ2杯を列間に施し、クワですき込みましょう。
新芽やわき芽が再生してきます。
ルッコラは葉の長さが15cm以上に伸びたら収穫できます。
収穫する方法は、葉を摘み取り収穫しましょう。
4.おわりに
ルッコラはサラダなどで食べられますが、大きくなると葉がかたくなるので生食には向きません。
茹でてお浸しにすると独特の風味が生きて、コマツナやホウレンソウとはひと味違う美味しさになります。
削り節と醤油でも良いですが、岩塩とオリーブオイルの組み合わせもオススメです。
また、この他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法をまとめています。