タネと苗

野菜の耐病性とは?抵抗性との違い

よく野菜の種袋に「耐病早生〜」とか「耐病大玉〜」とか書かれていますよね。

あと、種袋の野菜の名前に「YR青春2号」とか「YR天空」など、英語が書かれていたりしますよね。

今日は野菜の種などによく書かれている「耐病性」や「抵抗性」についてタネ袋の名前についている英語の意味について解説していきたいと思います。

1.「耐病性」「抵抗性」について

ハイツSP

抵抗性にはその中でも2種類あります。

「真性抵抗性」「圃場抵抗性」です。

真性抵抗性(しんせいていこうせい)

この抵抗性を持つ品種は、特定の病原菌への抵抗が強く、株全体がその特定の病気にはかからないものです。

圃場抵抗性(ほじょうていこうせい)⇨耐病性

この抵抗性を持つ品種は、感染はしますが体内での病原菌の増殖が抑えられて、被害が軽くなるものです。

そして、「耐病性がある」と書かれているのはこの圃場抵抗性を持つものをメーカーが「耐病性がある」と表記しています。

2.「耐病性」「抵抗性」どちらが良いか

「耐病性がある」ものより「抵抗性がある」ものの方が病気に対しては強いです。

「抵抗性がある」ものは特定の病気に強いですが、その病気に絶対にかからない、というわけではないです。

その病原菌に新種が出ると発病してしまいます。

ほうれん草やトマトは新種の病原菌が次々と出現し、その抵抗性が破られることが多々ありました。

圃場抵抗性を持つ品種の病気に強い仕組みは様々です。

この圃場抵抗性は新たな病原菌が出た際も、ある程度の抵抗性を示します。

先ほども述べたとおり、病原菌の増殖は抑えられ被害が軽くなるので、実際は

「圃場抵抗性のある」品種の方が使い勝手は良いですね。

3.タネ袋に書いてあるアルファベットについて

YR萌ひびき

タネ袋を見てみると野菜の名前がドンっと大きく上に書かれていると思います。

そこにたまに名前の前に「TY」とか「F」とかのアルファベットが書かれていませんか?

あれは実は、「特定の病気に強い」という表記なんです。

アルファベットによってその意味は異なっています。意味は以下の通りです。

アブラナ科野菜YR萎黄病
 CR根こぶ病
トマトTY黄化葉巻病
 Cf-9葉カビ病レース9
ナスF半枯病
ピーマンB青枯病

4.まとめ

「抵抗性」と「耐病性」について

①抵抗性には2つあり「真性抵抗性」「圃場抵抗性」

耐病性というのは「圃場抵抗性」のこと

③真性抵抗性は特定の病気に強い。新種が出ると病気にかかる恐れあり

④圃場抵抗性は、病気にかかるリスクはあるものの、軽い症状で済む

⑤タネ袋の名前の前半にある英語表記は「特定の病気に強い」ということ

これで、種袋に書かれている「YR〜」「耐病〜」の意味がわかったかと思います。

しかし、種袋は表よりも裏側の情報の方が大切な事がたくさん書かれています。

種を購入する前に、種袋の裏側の情報をきちんと読み取ってから購入するようにしましょう。

下記では、種袋の裏側の情報の見方についてまとめていますので、コチラもあわせてご覧ください。

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家庭菜園の初心者の方向けに、野菜の栽培方法の基本から育て方のコツ、応用技まで紹介しています。