育て方|栽培方法

【決定版】ストリドーロとは?|育て方・栽培方法

ストリドーロの育て方

ストリドーロとは、イタリア固有の伝統的な高級野菜で、「グルメの野菜」と呼ばれます。

古くからイタリアで料理に使われてきた野菜で、ロケット、クレソンやタラゴンなどと同様に、香りを楽しみながらオムレツやリゾットなどに使われてきました。

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この記事では、そんなストリドーロの育て方・栽培方法についてまとめています。

ストリドーロ栽培について

葉の形は同じグループのナデシコに似て、楕円形で細長く先端はとがり、切れ込みはなく、茎に対生につきます。

葉には芳香があって、ややほろ苦い味がします。

栽培は簡単で、手間ひまかからず、また病害虫も少ないために、ハーブ同様に楽に管理できて、日本の山草のような感覚で栽培できます。

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現在、日本での産地は特になく、イタリア野菜の愛好家で少量栽培されています。

山草:山野草ともいい、全体として小柄で花が派手ではないが美しく、園芸植物や観葉植物などの商品化した植物とは似ていないものを指すことが多い

土づくり

土づくり

土を選ばず栽培できますが、水はけがよく、有機質に富む肥えて軟らかい土を好みます。

種まきの4週間前までに、堆肥と土壌酸度が弱酸性になるように苦土石灰を入れて、よく耕します。

種まきの1週間前には、化成肥料を少量施して畝を立てましょう。

種まき・植えつけ

ストリドーロの間引き

ストリドーロは暑さにも寒さにも強くて、作りやすい野菜です。

発芽適温は20〜25℃前後で、生育には15〜20℃くらいの冷涼な気候を好みます。

直まきが適しており、種まき時期は3〜10月で、種まきしてから60日前後で収穫できます。

5〜11月までずっと続けて収穫することが可能です。

タネは、80cmの畝に、すじまきで直まきすると良く、発芽までは水を切らさないように管理しましょう。

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冷涼な気候を好み、生育も良いので、高冷地以外では、3月に早まきするか、9月末〜10月ごろ種まきをして、高温期の栽培を避けるようにしましょう。

間引き・整枝

発芽後、生育の悪い苗から間引きしていき、本葉10枚くらいになれば1本立ちにして、株間は30cmくらいにします。

また、発芽後はできるだけ敷きワラ、あるいはマルチなどをして乾燥を防ぐとともに、土壌病害の発生を防ぎましょう。

 

6〜8月ごろになると茎の先端に、小さく基部の膨らんだ白い花を多数つけます。

花がつくと葉数の増加が止めるだけでなく、今ある葉もかたくなってしまうので、見つけ次第花を除くようにしましょう。

草丈はあまり高くならず、基部で分枝をして側枝が伸びて過繁茂になると風通しが悪くなり病害虫の発生も起こりやすくなるので、時々整枝をして風通しをよくしましょう。

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栽培が容易で、連作もできるので、栽培できる品目にしやすいです。

収穫

ストリドーロ

草丈が30〜60cmくらいになれば収穫できます。

収穫後はできるだけ涼しいところにおき、冷蔵庫の野菜室に入れれば10日くらい保存できます。

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イタリアでは高級食材でオムレツやリゾットなどに利用されています。

葉と茎が季節感を味わう山菜のように利用され、また、葉と茎には芳香があり、ややほろ苦い味がします。

おわりに

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この記事では、ストリドーロの育て方・栽培方法について紹介しました。

下記では、他にも100種類以上の野菜の育て方・栽培方法をまとめています。