基礎知識

べたがけとは?トンネルがけとは?被覆資材の種類と使い分け

べたがけは、不織布で直接畝を覆うことをいい、畝を覆うための資材を被覆資材といいます。

畝を覆うことで様々な効果が生まれ、作物の生育がよくなります。

りぐ

この記事では被覆資材の種類と使い分けについてまとめています。

被覆資材の種類と使い分け

被覆資材の中で家庭菜園で手軽に利用できるのは、不織布(ふしょくふ)寒冷紗(かんれいしゃ)などです。

不織布は畝を直接覆うべたがけに、寒冷紗やビニールフィルムはトンネル用の支柱の上から覆うトンネルがけに適しています。

りぐ

栽培する野菜の種類や時期などによって、適切なものを選択したり組み合わせたりすると、生育がよくなりますよ。

べたがけ資材の種類と特性

べたがけ

べたがけ資材の種類と特性について3つに分けて紹介します。

まずは、長繊維不織布で、素材はポリプロピレン(PP)とポリエステル(PET)に分けられます。

ポリプロピレンは光線透過率は90%、重さは20g/㎡、保温性はとても良く、吸水性はなくて耐用年数は1〜3年で、保温と防虫に適しています。

ポリエステルは光線透過率は85%、重さは15g/㎡、保温性はとても良く、吸水性があり、耐用年数は1〜3年で、保温と防虫に適しています。

 

次に、割繊維不織布で、素材はポリエチレン(PE)で、光線透過率は90%、重さは35g/㎡、保温性は良く、吸水性はなく、耐用年数は3〜5年で、保温と防虫に適しています。

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最後に、寒冷紗で、素材はビニロンで、光線透過率は80%、重さは55g/㎡、保温性や吸水性はなく耐用年数は7〜10年で、遮光、高温抑制、防虫、防風に適しています。

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トンネル資材の種類と特性

トンネルがけ

トンネル資材の種類と特性を4つに分けて紹介します。

まずは、農業用塩化ビニルフィルム(農ビ)で、光線透過率は92%、厚さは0.05〜0.1mm、保温性はとても良いく、耐用年数は1〜2年で、べたつきやすいです。

次に、農業用ポリオレフィン系フィルム(農PO)で、光線透過率は90%、厚さは0.05〜0.1mm、保温性は良くて、耐用年数は1〜3年で、べたつきが少なく、有滴・無滴・有孔もあります。

農業用エチレン酢酸ビニルフィルム(農サクビ)は、光線透過率は88%、厚さは0.05〜0.1mmで、保温性は良くて、耐用年数は1〜3年で、べたつきが少なく、有孔もあります。

農業用ポリエチレンフィルム(農ポリ)は、光線透過率は88%、厚さは0.05〜0.075mmで、保温性はあまり良くなく、耐用年数は1〜2年で、べたつきが少なく、有滴・無滴・有孔もあります。

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べたがけについて・方法

べたがけの方法

べたがけとは、畝の上に直接被覆資材をかけることです。

また、トンネルがけはトンネル用の骨材などを使って、空間ができるように被覆資材をかけることです。

多くの場合、べたがけには不織布、寒冷紗を使い、保温効果が不織布、強度は寒冷紗の方が優れています。

りぐ

両者を組み合わせて、不織布をべたがけ寒冷紗をトンネルがけに使うと、いっそうの防寒効果が期待できます。

不織布は手軽に使える資材の一つで、防寒、防霜、防風のほか、端をぴったりと土に埋め込むことで防虫の効果も得られます。

ただし、害虫の種類によっては、べたがけに接する部分の葉に産卵し、中で増殖してしまうこともあります。

小松菜やほうれん草などの軟弱野菜は、収穫まで不織布をかけたまま栽培することもできます。

りぐ

生長する株を押さえないよう、横幅に余裕を持たせてふんわりとかけることがポイントです。

野菜の生長を防げない軽さが不織布の特徴です。

おわりに

りぐ

この記事では、不織布やトンネルがけについて紹介しました。

このほかにも、似たような農業資材に「マルチ」があります。

下記では、マルチについてまとめています。