ラベンダーは、花の美しさでとりわけ親しまれているハーブで、花から漂う方向にはリラックス効果があり、ブーケ、ドライフラワー、ティー、お菓子などに利用します。
この記事では、そんなラベンダーの育て方・栽培方法についてまとめています。
ラベンダーについて
ラベンダーは多年生の常緑低木で、冷涼な気候を好み、冬も楽に越すほど低温には強いです。
排水の良い、乾燥気味の土壌を好み、高温多湿が苦手なので、梅雨入りの頃に枝葉を短く切って蒸れを防ぎます。
平坦な低地では、特に夏の高温多湿時の水はけに留意しましょう。
種から育てると収穫までに2年近くかかるので、挿し木や挿し芽で増やすのが効率的です。
花が咲いたら、葉を数枚残して切り取ると、残した株からわき芽が伸びて、さらに生長します。
また、プランター栽培にも適しています。
ラベンダーの花の色は、紫のほか白、青、ピンクなどがあり、草姿は、立性、横に広がるタイプなどがあります。
ヒッドコート・ラベンダー(日野春ハーブガーデン):草姿がコンパクトで、花は濃い紫色で香りが良い。
ロゼア・ラベンダー(日野春ハーブガーデン):淡いピンク色の花と灰色がかった葉の対比がシック。
アボンビュー・ラベンダー(日野春ハーブガーデン):比較的暑さや蒸れに強い。長い花茎を持つ。
スイート・ラベンダー(日野春ハーブガーデン):紫青色の花は四季咲きで、香りが良い。生育旺盛。
苗づくり・畑の準備
市販されている株または茎葉を買い求め、先端7〜8cmの部分をきり、挿し芽をして増やします。
置き場所は直射日光を避けて、ガラス越しの光が当たる程度の日の当たりにします。
次に、畑の準備で、植えつけの2週間くらい前に元肥を入れて耕しておきましょう。
元肥の量は、畝の長さ1m当たり堆肥5〜6握り、油かす少量です。
多湿が苦手なので、低地は畝を高くして、排水をよくしましょう。
植えつけ・管理・収穫
苗の準備と畑の準備ができたらいよいよ植えつけです。
草丈10cm程度に育てた苗を株間30cmで植えつけます。
ラベンダーが開花期を過ぎて梅雨に入る頃には、茎の下の方の葉を4〜5枚残して上を切除し、蒸れを防いで再生力をつけましょう。
春先の収穫後に少量の肥料を株間にばらまきしょう。
長型のプランターに2株植えにする生育盛りには1ヶ所に1回くらい油かす大さじ2杯を追肥して育てていきましょう。
収穫は6〜7月の開花期に、花穂をつけたまま茎葉を刈り取り、精油を取ることもできます。
おわりに
ラベンダーは涼しい場所で陰干しにし、ハーブティーやドライフラワー、ポプリにして楽しめますよ。
この記事では、ラベンダーの育て方・栽培方法を紹介しました。
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