パクチーはタイ料理などでおなじみのエスニック食材で、独特の香りを持ち「コリアンダー」「シャンツァイ」とも呼ばれます。
この記事では、そんなパクチーの育て方・栽培方法についてまとめています。
パクチーについて
暑さと寒さにはさほど強くないので、盛夏や冬には被覆資材を用いて保護すると良いです。
初夏には白い小花をつけ、やがて甘い方向を放つ果実となります。
パクチーは12月〜2月ごろの冬期を除き、ほぼ周年植えつけ、収穫ができます。が、香辛料としての種子をとる場合は、3〜4月まきにすると良いです。
発芽したら適宜間引いて、日当たりと風通しをよくし、乾燥に弱いので、土が乾きすぎないように適宜水やりをおこないます。
種まきから6〜7週間後、株ごと引き抜くか、若い葉を摘み取って収穫します。
パクチーは、中国ではシャンツァイ(香菜)、タイではパクチー、英語ではコリアンダーなどの名前で呼ばれているので、市販されている種子を求めて栽培しましょう。
サワディパクチー(トキタ種苗):比較的小さい葉で葉や茎に独特の芳香がある。果実はレモンに似た芳香。
サバイパクチー(トキタ種苗):晩抽性で栽培の難しい夏も作りやすい。香りが強く、スープやジュースに。
ナリーパクチー(トキタ種苗):葉は、さわやかな香りで食べやすい。やわらかな食感はサラダにも好適。
苗づくり・畑の準備・植えつけ
128穴のセルトレーに1穴4〜5粒まき、目の細かいふるいでごく薄く覆土します。
発芽したら適宜間引いて2本仕立てにし、本葉3〜4枚に仕上げます。
畑の準備は植えつけの2週間前くらいにおこないましょう。
溝の長さ1m当たり堆肥4〜5握り、油かす大さじ5杯、化成肥料大さじ2杯を施します。
そのあと株間15cmで植えつけていきましょう。
追肥・残暑被覆・防寒被覆・収穫
植えつけ2〜3週間後と、その後2週間たったら株のまわりに1㎡当たり油かす大さじ2杯の追肥をし、土と混ぜます。
夏は温度が上がるのを防ぐために、遮光資材を掛け、裾はあけておきます。
冬は防寒被覆として、頂部に直径5〜6cmの穴をあけ、換気します。
種まき後6〜7週間で収穫できますので、葉をハサミや手で摘み取りましょう。
おわりに
パクチーはほぼ周年栽培できますし、収穫まで6〜7週間と比較的短期間で栽培できる野菜です。
クセのある香りが特徴的で好みは分かれますが、栽培は容易で水耕栽培でも簡単に作れますので一度作ってみてはいかがでしょうか。
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