野菜を育てて大きくなってきたらいよいよ収穫で、それぞれ収穫適期というものがあります。
適期を迎えた野菜は、土と太陽の滋味(じみ)豊かでうまみもたっぷりです。
収穫適期の見極めが美味しさを左右します。
この記事では、野菜の種類別に分けて収穫の方法をまとめています。
葉菜類の収穫
葉菜類は、茎葉の柔らかさと美味しさを味わう野菜で、とりおくれると硬くなってしまいます。
コマツナ、ホウレンソウ、ミズナなどは発芽後いつでも食べることができます。
収穫は、根ごと引き抜いても、地際(地面と株元の境目)から切り取ってもどちらでも構いません。
ハクサイやキャベツなどの結球野菜は球の締まり具合がポイント。
ブロッコリーなどの花蕾野菜は、適期を過ぎると味も見た目も低下しますので、花蕾が緻密なうちに収穫しましょう。
ナバナなどのとう立ち菜を食べる野菜は、花が咲くと硬くなるので、つぼみのうちに収穫します。
大きく育った外葉を摘むもの(パセリやリーフレタス、タカナなど)、主枝や生長したわき芽を摘み取るもの(クウシンサイやシュンギクなど)、地際を数センチ残して刈り取るもの(ニラやワケギなど)は、収穫が長く続くので、追肥で株の勢いを維持します。
以下に葉菜類収穫の6つの方法を簡単にまとめました。
①根元から切り取る
コマツナやホウレンソウ、ワケギ、ニラなどは地際から切り取って収穫する。
ワケギ、ニラはしばらくすると新芽が伸びる。
②根ごと引き抜く
コマツナやホウレンソウなどの軟弱野菜は、株ごと引き抜いた後に根を切って収穫することもできます。
③球がよく締まってきたら
キャベツやハクサイ、レタスなどの野菜は、球が締まって、押すと弾力がある頃に収穫します。
④とう立ちした花茎を摘み取る
つぼみのうちに収穫するのがナバナやコウサイタイなどです。
とう立ちし始めた花茎を折り取るのが花ニラ、ニンニクの芽などです。
⑤葉を摘む
シソやバジルなどは、適当な大きさに育った葉を摘み取ります。
⑥新芽を収穫する
宿根草のアスパラガスは、春に伸びてきた新芽を切り取る。
果菜類を収穫する
トマトやイチゴなどの果菜類は、収穫適期が見た目で判断できるので、比較的簡単で、赤く色づいて、よく熟したものから収穫します。
果菜類の中で収穫時期の見極めが難しいのは、メロンやスイカ、カボチャです。
完熟して糖度が上がらないと、食べても美味しくないです。
人工受粉をした日を記録しておき、品種ごとの熟期に収穫するのが最も確実です。
ゴーヤやキュウリ、ナスは、未熟果のうちに収穫しましょう。
以下に果菜類収穫の3つの方法について簡単にまとめています。
⑦色づいたら
緑色の果実が色づいてきたら収穫期で、トマトやカラーピーマンは品種ごとの熟期が色で分かります。
⑧未熟果を若どり
キュウリやゴーヤなどは種が成熟する前の果実を若どりします。
⑨巻きひげが枯れる
スイカは人工受粉日から計算する他に、着果節の巻きひげが枯れる、叩いた音、日が当たらない部分の果皮がザラザラする、などが目安。
根菜類を収穫する
ダイコンやニンジンなどの直根類は、根の肩の部分の張り具合、首元の直径を目安に適期を判断します。
とり遅れると、すが入ったり、根が割れたりすることがあります。
ジャガイモ、サツマイモ、サトイモなどは、地上部の葉の状態で見極めます。
土中のイモを傷めないよう、株から離れたところにスコップを入れて掘り出します。
寒さに弱いサツマイモとサトイモは、初霜が降りる前には収穫をすませます。
以下に果菜類収穫の3つの方法について簡単にまとめています。
⑩引き抜く
ダイコンやニンジンは、根の肩が張ってきたら、葉と首部を持って引き抜きます。
11株の周りの土を崩して
根が細くて深くまで伸びるゴボウやヤマイモは、株のまわりに穴を掘って倒すようにして掘り出します。
12株の周囲を大きく掘る
ジャガイモは、種イモの上に新イモができます。
葉が枯れてきたら、株の周囲から大きく掘り出して、取り残しがないように収穫します。
おわりに
この記事では、野菜別の収穫方法について紹介しました。
下記では、他にも野菜づくりに欠かせない基礎知識についてまとめています。