基礎知識

【画像付】鍬(クワ)の使い方|各部名称、種類など

畑で野菜作る人にとって必要不可欠なのが「鍬(クワ)」です。

鍬は、耕起や、畝立て、横切り、土寄せのほか除草まで畑の作業の多くをこなすことができる優れものです。

誰でも一度は使ったことがある鍬ですが、いつも「なんとなく」使っているのではないでしょうか?

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この記事では、鍬の各部名称から基本的な使い方、応用的な使い方まで鍬についてまとめています。

鍬(クワ)の基本

鍬各部の名称

鍬は柄角(柄と刃床部のつくる角度)、歯の数、重さなどによってさまざまな鍬があります。

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各部の名称について以下の通りです。

クワの種類

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鍬にはサイズや地域によって様々なものがありますが、代表的なものは6種類あります。

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耕し方(荒起こし)

鍬の持ち方

クワは、刃の重さを利用して打ち下ろして使う「打ちクワ」とよく耕された畑で手間に引きながら使う「引きクワ」、その中間の「打ち引きクワ」の3種類があり、畑の状態や土質、作業によって使い分けます。

クワの持ち方は、効き手が右の場合、右足を前に出した左手で柄(え)の先を握るのが標準的な持ち方ですが、使いやすければどんな持ち方でも構いません。

荒起こしは硬い土をほぐすことですが、その場合は、刃床部が3〜5本に分かれた打ちクワ(万能クワ)が便利です。

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柄角が大きく、土に打ち込むのに適しています。

クワを振り上げる時は、頭上高くかかげる必要はなく、クワ全体が重いので、かえって危険です。

刃の先が肩の高さくらいまで持ち上がれば十分で、刃床部を土にめり込ませたら、クワを手前に引くようにして土を起こします。

土の塊が出てきたら、刃先で砕いたり、背の部分でつぶして細かくほぐします。

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クワは後退しながら使うのがポイントですが、柔らかくした土を自分で踏み固めないように注意しましょう。

クワ一振りで耕せるのは、刃床部の幅と長さ分です。

刃床部の幅の2〜3倍くらいの長さを横に移動しながら耕すようにすると、効率よく耕すことができます。

刃床部の4つの活用方法

鍬の使い方

刃床部全てをフル活用することで、鍬1本でさまざまな作業ができます。

刃床部は、腹の部分に土を乗せて移動させたり、土を耕して溝を掘ったり、土の表面を削って除草したり、刃先を細かく使って雑草を根ごと掘り起こしたりできます。

側面は、畝の表面をキレイにならしたり、異物を寄せ集めたりするときに便利です。

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鍬をふるった時に土にめり込む刃床部は、石などに当たって刃こぼれすることがあるので、時々は研いで切れ味を維持するようにしましょう。

畝の立て方

畝

作物の種をまいたり、苗を植えたりするために細長く土を盛り上げたものをといいます。

畝を立てることは、野菜の根にも地上部の茎葉にも良い影響があります。

土を盛り上げることで水はけ通気性がよくなり、根が活性化して生育が良好になります。

地上部は日当たり風通しがよくなり、また、作物を植えている畝と通路を区別するという意味もあります。

 

引きクワは耕す、うなう、寄せる、混ぜる、ならす、押さえる、切る、削るなど、様々な用途に活躍するクワです。

刃の大きさや長さ、柄角などのちょっとした違いで使いやすさは変わってきます。

 

クワ使いの中でも、動きが複雑なのは畝立てです。

ヒモに沿って鍬を入れて、すくい上げた土を畝の上にのせ、土を盛り上げていきます。

周囲の土を畝に寄せあげたら、表面を平らにならして完成です。

おわりに

鍬で土を耕す
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この記事では、クワの種類や使い方、畝の立て方についてまとめました。

下記では、他にも野菜づくりに必要不可欠な基礎知識についてまとめています。