実践記録|コラム

絹さやの育て方 【作り方と実践記録】

こんにちは、あぐりです。

今日は絹さやについて育て方を僕の実践記録を交えながら紹介していきたいと思います。

絹さやざっくりいうと、大量にできる野菜です。約2ヶ月ぐらいは毎日収穫できるぐらいいっぱいできます。

僕は年末に植えて春に収穫するスタイルです。だから春先は毎日三色丼食べれますねぇ。

スーパーで買うこともないです。(家庭菜園の良いところ!)

それでは、どうぞ!!!

1.土作りと種植え

トーホクのたねの絹さやえんどう

まずは、土作りから。苦土石灰をまいて土壌酸度を適正しておきます。絹さやは酸性土壌に弱いです。

(ただし、家庭菜園の本を見るとどの作物を育てるのにも「苦土石灰をまく」と書かれています。むやみやたらに苦土石灰をまいて良いというわけではありません。僕も昔、何も考えず毎回苦土石灰をまき続けた結果、土壌が余計に悪くなるということがありました。)

あまりよく土壌酸度についてわからない人や初めて作物を育てるという人はとりあえずは苦土石灰はまかなくても良いですね。

あと、絹さやを育てる土壌は3〜4年絹さやを育てていないところが良いですね。絹さやは連作をとても嫌うので。

絹さやを植える前に化成肥料を入れるところもありますが、僕は今回も化成肥料は入れていません。化成肥料を入れるとつるぼけのリスクが高まってしまうので。だから苦土石灰とめちゃ少なめに牛糞を投入しました。

畝を作る際は、その土地の土壌の様子にもよりますが、総じて少し高めの畝にしても良いですね。

というのも水はけの悪い畝だと根腐れ病とかの病気にかかりやすくなってしまって生育が悪くなる可能性があります。

そして種を植えます。僕は「トーホクのたね」さんの絹さやえんどうを購入しました。

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あとこれはその土地での気候にもよりますが、種まきの時期はタネ袋に書かれてある時期よりすこーしだけ遅くします。小さい苗の方が寒さによく耐えてくれて霜枯れせずに越冬します

12月14日の様子。芽が出てきた。カニの手みたいで可愛い。

流れとしてはまずは、ポットに植えましょう。そしてある程度大きくなったら畑の土に移し替えましょう。(定植)

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畑に植えてから一週間ほどすれば、芽が出そろいます。

僕は12月3日に種植えをおこない、12月14日には大体発芽が揃いました。

2.畑に植える、そしてネットを張る。

12月27日の絹さや。かなり大きい。

さて、大きくなってきたら畑に植えかえましょう。12月27日に畑に植えかえましたが、かなり大きいです。あと一週間ぐらい早く植え替えても良かったかな〜。(まぁでも結果から言うと問題なくたくさん収穫できました。)

定植した絹さやの様子。

ポットの絹さやたちをポットに植え替えます。植え替えた時にすることは2つ

「支柱」を立てることと「ネット」を張ること。実はこの2つの作業、なんてない作業に見えて後々かなり大事になってきます。

と言うのも絹さやはめちゃくちゃ大きくなってしかも一つ一つの苗がかなり重くなってきます。

だから、適当に支柱とネットをしてしまうと、後になって絹さやが倒れてまう事態になってしまうので注意です。

まず、支柱は太くてしっかりしたものを選び、地中深くまでしっかりまっすぐ刺しましょう。

そして、支柱に合わせてネットを張りましょう。ネットは網目が比較的あらい方が良いです。細かいと後々誘引する時に大変になりますよ。

支柱、ネットの仕方は色々ありますが、合掌式にするか、左右二本立てで長方形(長いロの字型)にネットを張ってエンドウを包むようにするのがほとんど倒れない強い仕様になります。

3.暖かくなると急にぐんぐんと育っていく!

3月9日の絹さやの様子。

12月末に畑に植えてから、絹さやはゆっくりと成長しながら越冬していきます。

1月、2月は特に成長がゆっくりですが、どっしり構えて大丈夫です。

暖かくなってくるとちゃんと大きくなっていきますよ。

3月11日の絹さやの様子。

3月中旬から一気に絹さやは大きくなっていきます。この間のお世話はあまり僕はしていません。

強いてゆうならツルを伸ばしてネットに絡まっていくので、しっかりまっすぐ上に伸びていくように誘引してあげました。

苗と苗の間隔が短かったり、苗が斜めに伸びていきツルが絡まってしまうと解くのがかなり大変になってきます。

毎日スクスク伸びていきますので、ぼーっとしてたらすぐにツル同士が絡まってしまい、時すでに遅しになってしまうので、よく観察して誘引をしっかりしましょう。

4.開花!そして莢(さや)ができるよ

4月5日の絹さやの様子。

3月中旬から一気に成長し、花が開花します。僕の畑では3月27日に一つ目の花が開花しました。

白くて小さな花なんですよね。可愛いです。花が咲き始めたらもう大量にたくさんの花が咲いてきます。

4月8日の絹さやの様子。

白い花が開花すれば、もう収穫は目前です。

白い花が咲き終わった後、花びらが落ちてその中から遂に莢(さや)が出てきます。

花が散った後に絹さやができるということは、つまり花の数だけ絹さやが収穫できると言うことです。

上の写真ような感じで莢ができてきたらいよいよ収穫です!!

5.収穫!毎日収穫!大量収穫!ずーっと収穫!!!

4月18日の絹さやの様子。

花が咲き終わり、莢ができれば収獲開始!!

綺麗な花が咲いている間は収獲できると言うことでかなりの期間収獲を楽しむことができます。僕は4月初旬から5月下旬の2ヶ月間の期間にわたって収獲を楽しむことができました。

5月13日の絹さやの様子。

絹さやは莢の中の豆が大きくなる前の柔らかい莢を食べる作物です。

気がついたら中の豆が大きくなっていることはしばしばなので、この時期は、毎日畑へ出て、様子をチェックして収獲するのが良いですよ。

6.まとめとおまけ

まとめると、育てる上で大切になってくるポイントは細かくたくさんありますが大きくは3つです。

①酸性土壌にならないような土づくり、種植えは比較的遅くても良い。肥料はツルボケのリスクもあり。
②ネットと支柱はしっかりしたものにする。ネットはあらい目のものにする。
③開花したあとは、毎日収獲できる。すぐ大きくなるのでよく絹さやの状態をみて収獲する。

めちゃくちゃ収獲できたので楽しかったです。冬は植えるものがあんまりなくて土地があまるので長期間育てる絹さやはちょうど良かったです。

あと、収獲時期は毎日たくさん収獲できるのでそれも楽しかったです。育ちすぎて収獲時期は毎日畑の様子を確認するので様子をみるのも楽しかったです。

あと、これはおまけですが、下の写真をみてください。

絹さやの花がたくさん咲いている中、なぜか花びらの色が全く違うものが咲きました。

いやいやおかしいおかしい。これは突然変異か!?と思うかもしれませんが違います。

これは「ツタンカーメンエンドウ(紫エンドウ)」です。なんか種が一粒混ざっていたみたいです。

これも、家庭菜園の醍醐味。。。と言うことにしておきましょう。

と言うわけで絹さや栽培は大成功!大量収獲できました〜

それでは、また。ありがとうございました。