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【益虫】クサカゲロウは害虫を駆除する天敵!その生態とは?

【益虫】クサカゲロウの生態

野菜づくりをしていると野菜たちに様々な虫たちが集まってきます。

その中でも野菜に被害を及ぼす虫を害虫、その害虫を食べてくれる虫を益虫と言います。

益虫をうまく増やすことができれば、農薬を使わずに害虫を撃退することができます。

りぐ

この記事では、益虫となるクサカゲロウの生態とその効果についてまとめています。

クサカゲロウの生態

クサカゲロウの成虫
ヤマトクサカゲロウの生態

◎成虫:体長約10mm 幼虫:体長約10mm

◎北海道、本州、九州、四国、沖縄に分布

◎成虫が冬を越す

ヤマトカゲロウの成虫は夜行性で、日中、野菜やソルゴーの葉裏を観察すると、ヤマトクサカゲロウやヨツボシクサカゲロウが休んでいるのを見かけます。

成虫の主食はアブラムシが分泌する甘露や花の蜜で、アブラムシは食べません。

1年間に3〜4回世代交代し、秋に生まれた成虫が越冬します。

クサカゲロウの卵
りぐ

「ウドンゲの花」と呼ばれるクサカゲロウの卵で、成虫は幼虫のエサになるアブラムシが多い場所に産卵し、約3日ほどで孵化します。

クサカゲロウの益虫としての効果

クサカゲロウの幼虫

可憐なイメージの成虫とは違って、クサカゲロウ類の幼虫は大きな顎を持った恐ろしい姿をしています。

その幼虫は、一日に10〜20匹のアブラムシを食べ、ハダニも捕食します。

たくさんのアブラムシを食べて約10日でさなぎになり、さなぎの期間は約2週間で、のちに成虫になります。

おわりに

りぐ

この記事では、クサカゲロウの生態と益虫としての効果について紹介しました。

下記では、それでも病害虫が発生した場合に、化学製品にできるだけ頼らず撃退する方法として自然農薬について一覧にしてまとめています。