育て方|栽培方法

ズッキーニの育て方・栽培方法

ズッキーニの育て方・栽培方法

ズッキーニのスティック状の品種はキュウリに似た形ですが、実際はペポカボチャの一種で、未熟果を利用します。

ビタミンA、Cが多くてカボチャよりも低カロリーです。

りぐ

この記事では、そんなズッキーニの育て方・栽培方法についてまとめています。

ズッキーニについて

ズッキーニ栽培について

ズッキーニは、つるなしカボチャとも呼ばれ、節間はきわめて短縮され、茎が伸びない変わった性質があります。

栽培するのに場所をとらず、家庭菜園向きで、プランター栽培も可能です。

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植えつけた後は、換気用の穴のあいたホットキャップをかぶせて保温すると良いですよ。

株元の風通しをよくするため、高めの畝を立ててマルチングをし、密植を避けましょう。

雌花は各節につきますが、幼果で収穫するので、大部分が果実として肥大します。

キュウリと同じく単為結果することもありますが、良果を収穫するためには人工受粉をおこないましょう。

ただし、ミツバチがよく飛んでいる場所では人工授粉は必要ありません。

葉柄が中空なので、風に振り回されて折れやすいので、つるを挟むように短い支柱2本を挿して固定しましょう。

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ズッキーニはペポ種に分類されるカボチャで、草姿や葉の形、果実の形、色の異なる様々な種類があります。

苗づくり・畑の準備・植えつけ

ズッキーニの苗

まずは、苗の準備で、暖かくなってから、3号ポリ鉢に種を2粒まきます。

本葉が出始めたころ、間引いて1本仕立てにし、本葉4〜5枚のしっかりした苗に仕上がれば、苗の準備は完成です。

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カボチャと同じで、適温で苗を育てることが大切です。

4月下旬ごろまではビニールトンネルで、夜間は上に保温材(毛布など)を掛けて保温します。

直まきの場合は、ホットキャップをかぶせて保温すると良いです。

苗の準備ができたら、次は畑の準備で、植えつけの2週間くらい前に元肥溝を作り、元肥を施しましょう。

元肥の量は、溝の長さ1当たり、堆肥4〜5握り、油かす大さじ3杯、化成肥料大さじ2杯程度です。

元肥を土にまいたら、元肥の溝を埋め戻して畝を作ります。

畝幅は90cmで、畝の高さは15cm程度です。

湿り気の多い畑では畝を高くしましょう。

追肥・支柱立て・人工授粉・収穫

ズッキーニの収穫

追肥は3回以上に分けておこない、1回目は、植えつけの半月後、株の近くにところどころ指先で穴をあけ、肥料を施します。

2回目は、収穫始めの頃、1回目と同量をマルチの両側の裾をめくって追肥します。

3回目以降は、半月ごとに株のまわりや畝間にばらまき、土と混ぜます。

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追肥の量は、全て一株当たり化成肥料大さじ1杯程度施しましょう。

茎と葉が勢いよく伸び始めたら、できるだけ早く支柱を立てます。

ズッキーニは、株が風に振り回されやすく、折れたり、傷口から病害が侵入したりしやすいので、短い支柱を交差させて固定しましょう。

また、低温期に確実に着果させるためには人工受粉が良く、良い果実をとるためにおこないましょう。

暖かくなり、昆虫が活動するようになれば、人工授粉は必要ありません。

収穫は、通常のものは、実の太りが早いので、開花後5〜7日で収穫します。

ナイフなどを使って収穫すると、株へのダメージが少ないです。

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花ズッキーニの場合は、開花前後に収穫します。

花ごと煮物などに利用します。

よくある質問:栽培に適した場所は?

ズッキーニの栽培適所

ズッキーニはつるなしカボチャとも言われるように、茎の節間が短縮していて葉が密につき、大型です。

湿度が高いと葉の間の通気性が悪くなり、つぼみが枯れたり、病害が出やすくなったりします。

畑は水はけの良いところを選び、降雨時に表面排水ができるように整地しておきましょう。

また、日当たりがよく、風通しの良い場所を選びます。

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栽培に当たっては、畝を大きく高めに作り、株元付近の過湿を防ぐためにマルチングをすることをオススメします。

ズッキーニは草丈が高めで葉が大きく、葉柄は中空です。

風で振り回されると茎葉が折れやすいので、茎を挟むように短い支柱を交差させて立て、保護しましょう。

また、葉が混み合うなら、適宜摘葉をして風通しをよくし、病害防除のための薬剤を散布しましょう。

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多湿で幼果や花弁が腐敗するものが多いときには、適宜摘み取って、他への伝染を防ぎましょう。

おわりに

ズッキーニ

ズッキーニは栽培場所にあまり困らず、プランター栽培もできますので、ぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。

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